トリガー
広島県が土砂災害で、大変です。
年々ゲリラ豪雨がひどくなって来ているので、今後が心配です。
よく地球温暖化と結びつけられますが、本当の所は分かりません。
ともかく、こうなって来ると人が住める地域も、安全対策上限定されてくるでしょう。
もともと少子高齢化や、限界集落の問題もありましたので、山奥は益々過疎化が進みそうです。
三大都市圏の人口集中が進み、そのまま移民受け入れの流れになりそうで怖いです。
しかし、日本が抱える多くの問題(少子高齢化、財政問題、貧困化、食料自給率やエネルギー問題)は、解決どころか、どんどん一定方向に向かっている気がしてなりません。
大きな視点で見たとき、時代のうねりには、残念ながら誰も逆らえないのかもしれません。
これからは厳しい現実を生き抜く上で、個々人の心の持ちようや、あり方が問われていく気がします。
もしかすると、助け合い支え合う社会、昔ながらの日本人のあり方に、回帰してゆくのかも知れません。
回帰と言えば、この前動画で懐かしい物を見ました。
故・ジョー山中さんの名曲、角川映画「戦国自衛隊」の主題歌「ララバイ・オブ・ユー」です。
きっかけは、友人からエレファントカシマシの「ズレてる方がいい」の動画を、かっこいいからと紹介され、見たのがきっかけでした。
この曲は映画「のぼうの城」の主題歌で、動画でも映画のシーンが流れていました。
残念ながら私は、この映画を見ていませんが、ロック音楽をバックに甲冑武者が戦うミスマッチなシーンを見て、急に戦国自衛隊を思い出したのです。
当時の角川映画は、大好きでした。
この映画も良かった。
あの松田優作の有名なセリフ「母さん、僕のあの麦わら帽子、どうしたんでしょうね」です。
実を言うと、恥ずかしながら、これが明治生まれの詩人、西條八十の詩だとは、最近まで知りませんでした。
このころの角川映画は、役者さんたちにみな野性味(「男」を感じさせ過剰にギラついています)があり、殺伐としながらも、ジョー山中さんの歌声で、何となくメランコリックな気分にさせられます。
そういえば、あしたのジョー2の映画の主題歌も、ジョー山中さんが歌っていました(こちらはジョー山中さんより、荒木一郎さんの「果てしなき闇の彼方に」が、好きですが)
動画を見ていると、このころ(70年後半から80年前半)の雰囲気が思い出されました(基本的にこの頃の作品や、時代の雰囲気は好きです)
音楽は、その時の気分に帰るきっかけを与える「トリガー」の役割を果たすことがあります。
そのエレカシの友人に、逆に戦国自衛隊の動画を紹介したら、それがトリガーになり、今度は「森田童子」のことを思い出していました(友人は私よりも年長で、昔ハマっていたそうです)
それを聞いて、私もなぜかCoccoを思い出しました(時代は違えど系統が似ている)
ここで、お互いに面白い連想の連鎖が起きたのです。
新たな発見もあり、脳にも良い刺激になるので、時には意識的に回帰してみるのもいかも知れません。