ウィルスは怖い
青虫に食べられて、葉っぱが寂しくなっていた庭のオリーブの木が、徐々に復活しつつあります。
青虫の駆除後、台風が二度来ましたし気温も急激に下がって、割合過酷な環境だったのですが、それでも残った葉っぱに勢いが出て来ました。
不思議な物です。
以前よりも、なんとなく生命力を感じます。
とりあえずひと安心。
でも世界では安心できない事が、起こっています。
エボラ出血熱の発症者が、スペインやアメリカでも見つかりました。
感染した看護師は、防護服を着ているのにもかかわらず感染したそうです。
エボラ出血熱は、感染率が低いので、これまで心配ないといわれて来ましたが、もし飛沫感染(空気感染)するタイプに、ウイルスが変質したのであれば、世界中に感染者が増える可能性も出て来ました。
まるで、95年の映画「アウトブレイク」の設定そのまんまです。
この映画は私にしては、めずらしく劇場で見ましたので、よく覚えていますし、つい最近でも、午後のロードショーで放送されていました。
もう20年近く前の映画ですが、現実が後追いで実現するかもしれないので、恐ろしいです。
ただ、感染者した看護師は、防護服の脱ぎ方などの扱いが、ずさんだったとの指摘があるそうなので、ウィルスが飛沫感染しないままであることを祈るばかりです。
14世紀のヨーロッパでは、ペストによる死者が、全人口の30パーセントに及んだといわれていますし、天然痘も世界中で猛威をふるいました。
現在では天然痘ウィルスは根絶されたとし、日本での予防接種は、1976年以降行われていないそうですが、近年、また類似したウィルスが見つかったとの報告もあるそうですし、最近は何より、生物化学兵器としてテロに使われる危険性を指摘されています。
核兵器や爆弾と違い、簡単に持ち込めて、しかも効果は絶大なので、北朝鮮やイスラム国が使用するととんでもないことになります。
昔からある有名な都市伝説として、HIVウィルスは、もともとアメリカがアフリカで研究開発した生物兵器だともいわれています。
それが誤って(もしくは意図的に)広がったとも。
そのエピソードを扱った小説や漫画が沢山あります。
さすがに、そんなことはないと思いますが、なんにせよウィルスとは恐ろしいものです。
死の伝染病とまでは行かなくても、とりあえずこの先、風邪に備えて手洗いうがいはこまめにしましょう。
食事に気を使い、体調管理をしっかりして、免疫力を高め清潔に過ごす以外に、個人レベルで出来ることはありませんし、それこそが身を守る一番の方法かもしれません。