安定かチャレンジか
ホリエモンこと、堀江貴文さんが、「東芝の粉飾決算は逮捕されず、ライブドアだけが逮捕されるのはおかしい。」とコメントされているそうですが、気持ちは分かる気がします。
早いもので、ライブドア事件からもう10年(堀江氏逮捕が2006年1月)です。
もうそんなに前なのかと、正直驚きました。
日本のビルゲイツなどとも言われ、当時テレビでもてはやされ、2005年の郵政解散選挙にも出馬しました(結果は亀井静香氏に敗北)
この方の比較的強い調子のコメントは、もう定番化した堀江節ともいえるものですが、10年前の若い頃ならいざしらず、収監もされ、40代になった今でも昔とまったく同じ調子なので、成長してるのかなと、余計なお世話ですが疑問に感じます。
それはともかく、今回の意見にはまったく同意です。
しかし、東芝の様な日本を代表する企業でも、勝ち続けるのは難しい。
JALの破綻が6年前、カネボウもそうですが、大企業はつぶれませんし、国が税金を使ってでも助けてくれます。
なんと羨ましい限りでしょう。
中小零細企業は、誰も助けてくれませんし、失敗したらそれで終了です。
なんとも不公平な話ですが、それも大企業の大きなメリットのひとつなのかもしれません。
そう考えると、みんな血眼になって、大会社に就職したがるのも分かります。
もう10年以上前、当時人気番組だった「マネーの虎」で、ふんぞり返っていた社長さん方も、今では転落されたひとが多いと聞きます。
逆に出資を受けた人の中に、大成功したひともいるとか。
その人も、これからもずっと勝ち続けるのは難しいでしょう。
それでもチャレンジする人は、後を絶ちません。
サラリーマンに向かないひとや、やりたいことがあるひと、一攫千金を目指しすひとなど、動機はさまざまですが、一度チャレンジしてしまうと、もう二度とサラリーマンには戻れません。
もちろん戻る人もいますが、大抵はまたなにかやってやろうと考えているはずです。
経営者は、一度やると止められないなどと言う人もいますが、私も失敗してもまた何かチャレンジしたくなると思います。
これはある種の病気かもしれません。
まかり間違えば、国が税金を投入してくれる程の存在になる可能性もあるのですから。