運が良いのか悪いのか
また地震です。
長野県北部が震源という事ですので、この前の木曾の御嶽山の噴火や、新潟県中越地震などとの関連も感じてしまいます。
もしくは、もっと南に下って小笠原諸島の西之島で、新島が出来るほどの活発な海底火山活動が起きていますが、そちらとの関わりもあるのかもしれません。
なんにせよ「地震列島」に住んでいる以上は、仕方がないことなのでしょう。
それにしても、震度6弱の地震で、よく怪我人だけで済んだものだと思います。
ニュース映像を見ても、たくさんの住宅が倒壊しており、死者が出ていてもまったく不思議ではありません。
中越地震でもそうでしたが、大都市と違い住宅が広い敷地に、ゆったり建てられていることも関係がありそうです。
阪神淡路大震災では、倒壊した家屋の下敷きになって、そのまま火災で焼け死んだひとが多かったと聞きます。
地域によっては、木造の古い住宅が密集しており、高速道路が倒れたり、ビルや駅まで潰れて大惨事になりました。
そういう意味で、大都市は地震い弱いといえるので、恐ろしくなります。
東日本大震災の場合でも、大津波さえなければ、あれほど死者は出なかったはずですので、昔からいわれるように、地震は揺れそのものよりも本当に恐ろしいのは、その後に起こる火災や津波だというのは真実だと思います。
私は阪神の時は大阪の実家で、東日本では東京の職場で、大きな揺れを経験しましたので、比較的珍しい部類だと思いますが、いずれも震源からは離れているのが幸いでした。
しかし、世の中には神戸と東北両方で被災した運の悪いひともいるかもしれません。
中には出張先など行く先々で大地震に遭い、阪神、中越、東北と3つとも経験したとんでもない方もおられるようで、ネットでは「地震男」などと呼ばれているようです。
そうなると、よく生きていたなと言えるレベルですので、運が良いのか悪いのか分かりません。
私もこれまで自転車に乗っていて、自動車に4回接触し、自ら運転する車で追突したりされたりが4回、他にも走り屋まがいのことをして車を大破させたこともあります。
極めつけが、フィジーで強盗に襲撃され、ナタで頭を殴られ側頭部を7、8針縫う大けがを経験しましたが、いずれも命拾いをしており、私も運が良いのか悪いのかよく分かりません(ラウトカ学生寮強盗事件 その1 - マサオのブログ)
ただこれだけ災難に遭うと、経験値が高まり、命の危険にさらされたり、修羅場とはどういう物かを理解できるようになりました。
心拍数が異常に高まり、冷や汗をかきます。
そしていずれも、決定的瞬間は「スローモーション」になります。
これは映画やゲームなどの、バーチャルでは絶対に分からない感覚です。
今では、語るべき話のネタが増えたと無邪気に喜べますが、冷静に振り返ってみれば今でも怖くなります。
自分は「何かに守られている」とも強く感じる様になりましたし、命の尊さや生きている事の感謝の気持ちも湧くようになりました。