マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

食のメイド・イン・ジャパン

朝晩が涼しくなって、本当に助かります。

中国で日本のライスカレーが、大人気らしいです。

ライスカレーはラーメンと並び、今や日本の国民食といえる食べ物ですが、その起源は両者とも海外です。

カレーはインド(厳密にはイギリス経由)、そしてラーメンはもちろん中国です。

知り合いの中国人いわく、「ラーメンは中国よりも、日本の方が美味しい」とのこと。

というよりも、両者はまったく別ものだそうです。

日本のラーメンは、まずインスタントのものが世界中に広まり、今は本格的なラーメン屋さんが数多く海外で出店して成功しています。

そしてライスカレーも、そのあとを追う形で、広まりつつあるようです。

海外で知られる日本料理と言えば、昔は、天ぷら、すき焼き、寿司など、純粋な日本料理でした。

それらは、どちらかというと、ご馳走の部類に入ります(今はそうでもなくなりましたが)

そして今は、ラーメン、カレー、とんかつ、牛丼、焼き鳥、うどん、そばなど、起源が海外のアレンジ料理や、もしくは、より庶民的な日本の味が、広まりつつあります。

よく日本に来た人が絶賛するのが、お好み焼きです。

ジャパニーズ・ピッツァとも言われますが、以前いたフィジーでも(1年間、語学留学していました)、日本人生徒が、ホームステイ先の家族に日本料理として紹介して(材料が手に入りやすく簡単なので)大好評でした。

私も日本食が恋しくて、一度作りました。

キャベツや小麦粉、卵はどこにでもありますし、ベーキングパウダーを少し入れれば、ふっくら仕上がります(山芋の変わり)

フィジーは、ラム肉(マトン)が一番流通しており、肉はそれを使いましたが、問題はお好み焼きソースです。

フィジーには日本食を売っているスーパーなどはありませんので、なんとか代用品が無いか探したところ、バーベキューソースが近かったので、それで代用しました。

お好み焼きも、庶民の味です。

食べ物は、日本が何でも一番美味しいという意見もありますし、この流れで行けば、もしかしたら将来、立ち食いそば屋や、セルフの讃岐うどん店までもが、普通に海外で見られる光景になるかも知れません(おおよそ日本で成り立つ飲食店は、海外でも出店可能かも)

メイド・イン・ジャパンは、科学や家電製品だけでなく、食文化やサブカルチャーにまで広がりつつあります。

そしていつか、日本の精神文化(これまでの様な、東洋の神秘や、色物としてではなく)そのものが伝われば幸いです。