マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

存在感

今朝、TVを点けると、ヤンキースの田中投手が投げていました。

残念ながら、立ち上がりの調子は良くないようです。

メジャーリーグだし、物凄い年俸で行っているだけに、プレッシャーも凄いのでしょう。

なんとなく、過去同じヤンキースに行った井川慶選手の悪夢がよみがえります。

田中選手の実績は、井川選手とは比べ物にならないので、よもや大丈夫だとは思いますが、まだ彼を知らないアメリカのファンからすれば、何よりヤンキース首脳陣からすれば、ドキドキでしょう。

是非メジャーでも、1年間負けなしの結果を出して欲しいものです。

ヤンキースなら、夢ではないと思います。

それと驚いたのが、先月30日に俳優の蟹江敬三さんが、胃がんで亡くなられていたそうです。

私は蟹江さんが大好きだったので、本当に残念です。

まだ、69歳でした。

お若く見えたしお元気そうなので、この方は長生きされるだろうと、今後の活躍にも期待していただけに、とても残念です。

スケバン刑事2のエージェント役が、とてもかっこよかったし、大河ドラマ福島正則も、秀逸でした。

非常に個性的で男っぽい風貌で、何故か色気もある俳優です。

こういった男臭い人は、今はなかなかいません。

私の中では、蟹江敬三=日本のカート・ラッセルでした。

両者の顔のつくりは、笑ってしまうぐらい似ていると思います。

このカート・ラッセルも、好きな俳優です。

遊星からの物体X、デッドフォール、バックドラフトなど、とりたててイケメンではないし、演技も上手い訳ではないが、とても味と存在感があります。

蟹江さんもそうですが、この「存在感」という要素は、俳優には一番大切かも知れません。

イケメンなんて、世の中掃いて捨てるほどいますが、そこにいるだけで空気が変わる、なぜかかっこいいと思わせる雰囲気を持った人物は、なかなかいません。

三船敏郎さんなどは、これのキング・オブ・キングだと思います(もちろん若い頃の彼は、とてもイケメンですが)

俳優の面接で、初め不採用だったのが、帰ろうとした彼の背中や後姿を見て、あわてて採用にしたエピソードは有名です。

強さ、誇り、知性、人間味、格、オーラとでも言うのでしょうか、内面が外に出てくるのでしょう。

かっこ良さとは違いますが、昔、私が営業マンだったころ、ある小さな工場を初めて尋ねました。

事務所に誰もいないので、作業場に入って行くと、奥に5、6人の同じ作業服を着た男性が機械を前に作業をされていたのですが、その中の責任者(社長)が誰なのかは、不思議な事に、何となく分かりました。

別に会話が聞こえたわけでもなく、その方が中心に立って指示していたわけでも、年長者でもありません。

大柄でも、イケメンでも個性的でもない普通のおじさんなのに、何となく雰囲気が違うのです。

落ち着いた自信、なんとなく優しさや、知性、気品、器の大きさを感じました。

私も功徳を積み、いつか器の大きな存在感のある男になりたいものです。