マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

ドローン

今朝、看板を出す時に、マンションエントランスに、クロネコの荷物の入ったワゴンが置いてありました。

中を覗くと、段ボール箱が大小10個ほど入っていましたが、その内の3個にAmazonの印刷がされていました。

Amazon恐るべし。

他の小さな箱の中にも、Amazonの物が混じっている可能性は高いと思われます。

もしそうなら、少なくとも3割以上、もしかすると5割近くがAmazonの荷物です。

Amazonは言わずと知れたアメリカ資本の会社ですが、すでに日本を席巻しています。

私も以前は本を買う程度でしたが、楽天などに比べると注文手続きが簡便で、送料もAmazon本体から買う商品は無料なので、どんどんAmazonで買うようになりました。

増えれば増えるほど、商品も充実して行き、勝ち組は一旦勝ちに乗ると、もう他の追随を許しません。

こうやって世界企業が誕生し、他国の資本を買収して行く、これはもう現在の植民地化だとも言われます。

以前見たニュースでは、お客が画面をみて決定ボタンを押す前に、見ている時間などから購入するであろうと勝手に予測し、先回りして商品を送り先の配送センターに用意しておくサービスを検討しているとの事。

他にも将来は、ラジコンヘリ(ドローン)での宅配サービスも研究しているのもありました。

このニュースには、驚きました。

ドローンとは、いわゆるゆる無人飛行機です。

アメリカではすでに、不動産業界で物件の空中撮影にも使われたり、農業では農薬散布に広く使われているそうです。

そして何より、軍事転用が進んでいます。

先日も北朝鮮が、韓国に飛ばして撃墜されていましたし、アメリカはアフガニスタンなどで爆撃に使い、多数の民間人が犠牲になっているとの事。

間人が犠牲になるのは、けしからん話ですが、技術が進めば将来は、無人機同士の人の死なない戦争になるかもしれません。

パパラッチ、警備、ピザの宅配も無人機で実用・研究中とか。

それにしても、こういった無人化が進めば人件費が削減されるものの、雇用は益々減ってしまいます。

便利になるのはありがたいけれど、このまま行けば未来の社会がどうなるのか、想像出来ません。

人を豊かにするものが、逆に人を苦境に立たせることになる。

なんとも皮肉な話です。

少子高齢化も、景気や政治・企業・世代間格差の問題だけでなく、もっと大きな人類の進化・もしくは退化?の流れなのかもしれません。

そう考えると、手の打ち様がない気がするし、なんとも暗澹たる思いになりますが、今さら後戻りは出来ませんし、無邪気に称賛しているのが幸せかもしれません。

SF小説の様に、将来人類は銀河系全体に広がって行くかもしれませんし、後世の歴史から見れば、今の問題もその過程の単なる事象のひとつに過ぎないかもしれない(世界統一政府など、いろいろすっ飛ばして未来に話が飛び過ぎですが)

結局、私たちは与えられた命を、今日一日を精一杯生きるしかない。

これも春のせいでしょうか、Amazonの箱ひとつで、朝から妄想が膨らみました(笑)