ボクシング
昨日の夜、TVでボクシングWBC世界ライトフライ級の、タイトルマッチを観ました。
挑戦者の井上尚弥選手が、プロ6戦目で見事タイトルを奪取。
日本人最速記録を、更新しました。
3年前、井岡一翔選手が7戦目のタイトルで、その前の辰吉丈一郎選手の8戦目を20年ぶりに更新したばかりだったので、当分ないだろうと思っていたところでしたで、とても驚きました。
金メダリストの村田諒太選手といい、最近のボクシングは久しぶりに逸材がそろっているので、今後が楽しみです。
井上選手は、スピードとテクニックを兼ね備え、チャンピオンのアドリアン・エルナンデスを圧倒。
エルナンデス選手が挑戦者で、井上選手が防衛戦の様な貫禄と戦いぶりでした。
チャンピオンは、メキシコのタフで真向勝負のハングリーボクサーで、対照的に井上選手はテクニシャン。
殴られても、殴られても、最後に根性で勝つ。
昔の日本人ボクサーは、エルナンデスタイプが圧倒的に多かった気がします。
日本のボクシングもレベルが上がり、井上選手の様なエリートタイプが出てくるのも、日本が豊かになったことと関係が有るのかも知れません。
まだ20歳なので、是非、具志堅選手の13連続防衛記録を更新して欲しいものですし、井岡選手との日本人最速チャンピオン対決も見たいです。
残念ながら軽量級なので、どんなに活躍しても、世界からパウンド・フォー・パウンドと呼ばれることはないでしょうが、同じアジア人(フィリピン)のマニー・パッキャオ選手が、あそこまで活躍出来たのですから、いつか日本からも世界に認知される選手が出て欲しいものです。
しかし、アメリカでもボクシング人気がは落ちているらしく、ヘビー級などもスター選手がいないので寂しいものです。
私の中では、今でも全盛期のマイク・タイソンが、史上最強です。
全盛期の彼の動きや練習メニューは、人間技とは思えません。
気持ちが良いので、今でも時々、彼のKOシーン集を動画で見ています。
パワー・スピード・テクニック、彼はアスリートの最高傑作だと思います。
いつかまた人間を卒業した様な、超人アスリートが見たい。
ハングリースポーツといわれるボクシング、これからも尊敬される偉大なチャンピオンが出続けて欲しいものです。