驚愕しました。

オリンピック2020東京開催決定のニュースで持ちきりですね。

前回の東京大会が1964年で、それから数えると56年ぶり2回目の開催とのことですが、実は今回で3回目の開催「決定」だそうです。

1940年に1回目が決定していたそうですが、当時の日中戦争の影響で政府が開催権を返上したために未開催になったそうです。

開催されていれば、有色人種国家(この表現は嫌いですが)における史上初の開催だったそうです。

もっとも実際に開催された1964年の東京大会でも史上初のままでした。

私にとって前回大会の1964年は生まれる10年も前なので、今までは遠い昔の出来事と言う感覚でしたが、私も40歳に近づいて来たせいか、時間の感覚が早くなり、良く考えてみると10年なんてあっと言う間だと思うようになりました。

そしてこの1964年は、なんと戦後まだ19年しか経っていないことに、本当に驚きました。

今から19年前と言えば1994年です。

当時と今を比較しますと、携帯電話やパソコンインターネットは爆発的に普及しましたが、当時も使っている人はまだ少数(翌年Windows95の発売で変わりましたが)ですがいましたし、インフラや社会の構造はほとんど変わっていません。

街並みもスカイツリーはありませんが、都庁は完成していましたし、霞が関や新宿ビル群はとっくの昔にありました。

それが戦後、日本中の主要都市が焼け野原で、原爆を2発も落とされ、新憲法など社会構造も価値観も根底からくつがえされた状態で、たったの19年で復興し、新幹線まで開通させオリンピックを招致させたなんて・・・言葉になりません。

「凄まじい」の一言です。

「人間その気になれば何でも出来る」と言いますが、それをまさに体現しています。

当時の日本人のエネルギーは本当に凄まじかったのでしょう。

そして2020年、あと7年後ですが、日本全体がオリンピックと言うある種の光明に向かって団結し、また素晴らしい結果を出せればいいなと思います。