マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

健康経営

今朝のテレビで、「健康経営」と言う言葉が紹介されていました。

私はまったく初めて聞く言葉でしたが、一言で表すと、「企業が社員の健康管理に取り組み、業績アップを目指す」と言うものです。

アメリカで90年代から提唱され、取り組まれているそうです。

社員が病気になったり、うつ病になると業績にも響くので、常に社員の健康に気を使い、効率を上げ、モチベーションUPに繋げようとするものです。

その番組内では、健康経営に取り組んでいる、いくつかの日本の企業を紹介していました。

その中で、会社内の椅子を全部「バランスボール」に変えた会社を紹介していました。

普通のデスクワークの人は勿論、社長の椅子も、会議室も、社内の椅子が全部バランスボールなのです。

何でも社長が長年腰痛に悩まされていて、ある日バランスボールの良さを知り、全社導入を決定したそうです。

ちょっとやり過ぎにも見えましたが、社員の方も腰痛が改善した人が多く、好評の様でした。

他にも運動をするとマイレージが貯まる仕組みにして競わせ、効果を出している企業や、健康診断の結果が悪いと、強制的にフィットネスクラブに通わせて、健康改善をはかる会社もあり、取り組み方は様々です。

ですがどの会社も共通して、業績改善に役だっているとの事でした。

いずれも大企業なので、大きな予算を割り当てることが出来るのでしょうが、それでもその効果を十分に出していました。

この考え方は、何も会社だけでなく、私たちの人生にとっても「健康はマスト」なので、みんなが取り組むべき課題だと思います。

健康であれば、仕事だけでなく、趣味も、遊びも、人間関係も、ストレスにも、すべてにおいて効果があります。

こうした考え方が広まれば、いわゆる「ブラック企業」や「過労死」の問題、「自殺」や「うつ病」、「高齢化」や「生活習慣病」にも効果があると思います。

会社と社員、学校と生徒、家族と個人、国と国民、世界と日本、他人と自分。

私達ひとりひとりが、心身共に健康(考え方も含め)になれば、それぞれのコミュニティーや社会にとっても有益です。

まさにWin-Winの関係です。

意識改革がすべてのカギです。

この「健康経営」がもっと広まって欲しいと思います。