焦点をプラスに持っていく
今朝、椅子の背もたれで額を強打しました。
なぜそんな器用な事が起きたかというと、お店のBGMのCDをかけようと、椅子の背後にあるCDプレーヤーを操作しようとして、立ち上がってしゃがんだ拍子に背もたれに「ごつん」です。
その場に倒れ込みました。
私は何故か、この手の事故が多い方です。
木の椅子の背もたれなのカドなので、結構、痛かったです。
しかし私は痛みより、眼鏡が心配でした。
こんな時でも、というか「こんな時こそ」一番心配な物に焦点や意識が集中します。
これぞ潜在意識のなせる業です。
幸い眼鏡には当たっておらず、壊れていません。
とても安心しました。
眼鏡は身体の一部なので、壊れると大変です。
不自由だし、高価だし、お店に修理に行く手間もある。
私はフィジーに一年間いた時に、バーで眼鏡を無くしてしまいました。
仕方なく予備の眼鏡をかけて過ごしましたが、その眼鏡が古くてボロボロだったので、その後とても不自由しました。
しまいにはレンズが外れて、釣り糸で修理しながらかけていました。
フィジーだからいいか、と思って我慢しましたが、ホームステイ先の家族にも、眼鏡が汚いと言われ、日本人のくせにだらしないと思われていたと思います。
私は乱視が強く、繊細で調整の難しい大切な眼鏡を、発展途上国のフィジーで作る気がしませんでしたので、それでも我慢しました。
ともかく、眼鏡は無事でしたので良かったと、痛みをこらえながら考えましたが、一つ面白い事に気づきました。
私は倒れ込んだ時、眼鏡を心配したのではなく、痛いながらも額に手を当て「骨折も出血もないし、これは大したことはない」と一瞬で判断していたのです。
そのことは「考えてもいません」
そしてそのまま眼鏡に意識が行きました。
眼鏡も無事と分かるや、立ち上がりながら椅子を直し、CDを操作しました。
意識が、目的や優先順位を正確にたどったのです。
そして頭の中では、これで今日のブログのネタが出来たと喜びながらです。
この出来事を、ついていないとか、痛いとか、悪く反応しようと思えば、いくらでも悪く反応出来ます。
しかしそれどころか、身体も眼鏡も無事で、ネタも出来てラッキーだと考えています。
脳は常に仕事(反応、思考)をしています。
考え方や意識の持ち方、日頃の心がけ次第で、反応をプラスに解釈出来るのです。
私は昔、出来事に何でもネガティブな反応をしがちでしたが、意識して焦点をプラスに持っていく訓練を繰り返していくうちに、意識が変わって来ました。
最近ではこれが無意識で出来る様になって来ています。
いらいらしたり、ネガティブなエネルギーを、焦点を変えるだけで変化出来る。
小さなことも、大きなことも
常にプラス思考を意識するのは、生活の上でとても大切です。