反省すれど後悔はせず
先日、お店の玄関にクリスマスツリーを出しました。
「もうそんな季節か」と思いましたが、ご近所には先月末辺りから「イエナリエ」(個人宅を電飾で飾る)を始めているお宅もあり、今出さないと出す期間がほとんどなくなってしまいます。
昨年開業して初めて購入したものを、そのまま出すだけなので、楽ちんでしたが、前回片付けてからもう1年も過ぎたなんて、未だに信じられません。
思えばイエナリエの語源になった「神戸ルミナリエ」が、今年で20回目だそうです。
あの震災(阪神淡路)からもうすぐ20年なんて、自分も歳をとるはずだなと思います。
当時は歯科技工士専門学校の生徒でした。
そして今から10年ほど前、ルミナリエ会場の神戸東遊園地公園のすぐ近くに、当時勤めていた会社のオフィスがありましたので、その時のことも思い出されます。
我ながら、あまり腰の落ち着いた人生ではありませんが、それだけ沢山の出会いや、良い思い出があります。
かといって当時に戻りたいかと聞かれれば、もう戻りたくはありません(決して明るい青春時代ではありませんでした)
思い出すのも嫌な出来事もたくさん経験しましたし、当時の深い苦悩(今にして思えば単なる自分の未熟さ)を思うと、やりきれなくなります
心の「安定」や「平安」という意味では、人生で今が一番充実していますし、この先はもっとそうなることでしょう。
今は多くのことに幸せを実感出来ますし、何事にも感謝の気持ちが自然に湧いてきます。
この年末という時期は、いろいろと振り返ったりして、そういったさまざまな感情が出てくる時期ですので、私は好きです。
そして今日は12月8日、真珠湾攻撃から73周年です。
この時期必ず出てくるのが、実はアメリカ政府は事前に察知していたが、わざと攻撃させたという陰謀論です。
もしくは、真珠湾に空母があればどうなっていたかや、第二次攻撃をしていたら、そして、そもそもハルノートを受け入れていれば、日米開戦を避けられたのでは、など、歴史にifはありませんが、そんな検証が必ず出て来ます。
しかし、そんなことはあまり意味がありません。
そもそも日米両国の衝突は、そもそもペリー来航より始まっていたとも言われますし、歴史の必然だったと思います。
あとからは何とでも言えますし、当事者の立場からすれば、それぞれの言い分がありでしょう。
「反省すれど後悔はせず」
私は自分の過去に対するスタンスはこれです。
振り返り、反省すべきは反省し、二度と同じ過ちは繰り返さない。
結局は自分自身のあり方がすべてを決定しますので、「どうあるべきか」を大切にし、悔いのない人生にしたいです。