マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

充電完了

あけまして、おめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

2015年、平成27年が明けました。

今日から仕事初めの方も、多いことでしょう。

私も昨日までお休みでしたし、実家の西宮に帰省して、ゆっくり充電してきました。

甥っ子も1歳半になり、かなり大きくなっており(10kg以上)、元気に歩き回っていました。

子供の成長の早さに驚くとともに、逆に自分の生活の変化の少なさや成長の微弱さに、愕然とするばかりです。

街の姿も年々変わって行きます。

10年以上前からやっていた、広田神社周辺の道路工事がやっと終わっていましたし、甲子園球場の外壁のツタも、ほんのわずかだけ成長していました。

なにより今回ショックだったのが、旧実家のある大阪、阪急十三駅前の通称「しょんべん」横丁の居酒屋街が昨年3月の大火災で更地になっていました。

正直名前もアレだし、小さくて、汚くて、怖くて、子供の頃はとても近づけない場所でしたが、一種独特の昭和の風情がありました。

アコーデオンを担いで歌う流しの方が、未だに歩いていたり、立ち飲み屋では、仕事を終えたおっちゃん達が、焼き鳥やホルモン焼きの煙が上がっている中で、楽しそうに飲んでいました。

あれが全部なくなってしまったのは、残念でなりません。

どこもチェーン店や小奇麗な店舗が増える中、正直、小汚いな、時代遅れだなと思っていた物が、今では貴重な文化に変わっています。

まだまだ東京や、大阪の下町には、こういった飲み屋街も残っていますが、最近は意外にも、それが外国人観光客に受けていたり、新たな観光スポットとしても注目されています。

こういう風情は、何も昔を懐かしがる日本人だけに分かることでもないようです。

なんにせよ、街は生き物ですので、どんどん変わっていきます。

私はどちらかというと、移動型の人間ですので、ひとつところに長くいることは稀ですが、ひとつの街に生涯住み続け、その変わる様子を見続ける人生も悪くはない気もしてきました。

甥っ子を見ても、もし自分の子供だったらどうなんだろうなどとも考えますし、先月から40代に入って、急にいろいろ考えるようになりました。

父や先祖の墓参りにしても、ほんの数十年前まで彼らは生きていたことや、彼らの存在があってこそ、今の自分の存在があるということを、今回は強く認識しました。

命のつながり、破壊と再生、これからの自分や周りのひとびとの将来なども考ましたし、さまざまな意味で、今回の帰省は意義深いものになりました。