健康はマスト53
今朝の体重が、72.0kg、体脂肪率が、22.6%です。
先週の体重が、71.9kg、体脂肪率が、20.5%でした。
いつも通り1週間空いただけなのに、年末年始をまたぐと、もの凄く時間が経過した様に錯覚します。
数値が大幅に悪化しました。
恐るべしは「寝正月」です。
この1ヶ月ほどは、まったく運動らしいことをしていないので仕方ありませんが、この結果にはさすがに驚きました。
これからは、しっかり節制して行きたいと思います。
先日NHK特集で、興味深い番組を放送していました。
番組のテーマは「寿命はどこまで伸びるか」です。
そこで紹介されていたのが、「NMN」という物質です。
実験では、糖尿病のマウスにこのNMNを1週間飲ませると、糖尿病が劇的に改善したそうです。
このNMNの効果で、衰えていたマウスのすい臓の機能がよみがえったとのこと。
コンピューターの発達で、遺伝子情報を読み取る速度が、この20年間で100万倍に上昇し、ヒトゲノムの解析も爆発的に発達し、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)も発見されました。
このサーチュイン遺伝子は、数年前に同じくNHKの特集番組で紹介されていましたが、この全部で7種類あるとされるサーチュイン遺伝子全部を活性化させることがNMNには出来るそうです。
それだけでなく、このNMNを飲んだ人間で60歳くらいの年老いたマウスが、なんと20歳ほどまで若返ったというのです。
今では世界中の企業が、このNMN入りの薬やサプリメントの開発を進めているそうです。
それ以外にも、細胞を培養し3Dプリンターを使って臓器を作り出し、古い臓器と交換したり、遺伝子情報解析で、あらかじめ将来掛かりやすい病気に対応したりと、これからの医療はとんでもないことになりそうです。
なにより驚いたのが、人類最大の敵である「がん細胞」を、20万分の1ミリサイズの「ナノマシン」(薬を混ぜた高分子化合物)を投与することによって、直接攻撃でき、がん細胞を消滅させることが出来るとのこと。
これを研究しているのが、東京大学の片岡一則教授です(彼も将来の日本人ノーベル賞候補でしょう)
平均寿命は延び続け、今後100歳になるのは確実だと思われます。
みんな若返れば、高齢者の定義も変わりますし、社会のあり方そのものが根底から変わってしまいます。
夢が広がりますが、同時に倫理的な問題も発生するでしょうし、人が死ななければ、人口が増え続ける訳ですので、食料やエネルギー不足など様々な問題も出て来るでしょう。
不老長寿は素晴らしいことですし、私はこの事態を人類の進化として、基本的にポジティブに受け止めますが、今後、それだけに生きることの意味や、あり方ももっと問われることになりそうです。