マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

10年代に期待

名作SF作品、「スタートレック」のミスター・スポック役の俳優、レナード・ニモイさんが亡くなりました。

享年83歳だったそうです。

スタートレックは古い作品なので、まあそんなものかなとも思いつつ、そういえば昔、帝人のCMに出演されていたのを思い出し、あれはいつごろだったのかと調べたら、なんと、92年でした。

もう23年も前です。

私の感覚では、せいぜい15・6年前といったところでしたので、本当に驚いたというより、正直ショックでした。

92年といえば、私はまだ高校3年生です。

あの当時でも、ミスター・スポックなんて、懐かしい人を出すものだと思っていましたが、スタートレックの映画が、79年(日本公開は80年)なので、あの当時で12・3年「しか」経っていないことになります。

ですが、私の感覚では、あの時の「12年」と、今の「23年」とでは、高3の「12年」の方が、長く感じられます。

歳を取ると時間の感覚が早くなると言われますが、本当にその通りだと実感します。

ただ、少し自己弁護をさせていただくと、それぞれの時代の雰囲気というものがあり、70年代と90年代とでは、ぜんぜん雰囲気が変わりますが、90年代と2000年代とでは、そんなに変わらない気もします。

もちろん比較すれば、細部はいろいろと変わりましたが、大まかな雰囲気は、変わっていない気がします。

イメージとしては、「不景気」とか「デフレ」「猟奇的な凶悪犯罪」「東西冷戦の終了」「テロとの戦争」「地震津波などの天災」「ネット」「携帯」「奔放な性」「草食化」など、どちらかというと混沌とした少しネガティブなイメージです。

厳密にいうと、95年以降にはっきりと上記のイメージが強くなった気がします。

やはり、ウィンドウズ95の発売によるネットの普及の影響が大きいでしょう。

アニメでも、「エヴァ」が放送されたのが95年でした。

むかし、糸井重里さんがテレビでその年代の雰囲気は、半ばを過ぎないと出てこない(例えば90年代なら95年を過ぎないと90年代らしさが出ない)という意味の事をおっしゃっられていました。

この話を聞いた時に、私も丁度同じことを考えていましたので、自分と同じ考えの人がいる事が嬉しく、しかもそれが著名人だったので、喜びもひとしおでした。

その論理で言えば、95年~04年までは、90年代の雰囲気で、05年~14年までが、2000年代の雰囲気です。

だいたいこの20年は、似た雰囲気だと思います。

そして今年は2015年。

今年から、2010年代の雰囲気が明確になるはずです。

やっと、長いデフレ脱却や、失われた20年が終わりを迎えてくれそうな明るい兆しを感じます。

憲法改正の議論や、大阪都構想住民投票、農協改革、海底新エネルギーの開発など、意識や世論も変わりつつあります。

これから社会がもっとフェアで良い方向に、どんどん加速して変革されて行くことを期待したいです。