マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

法律守って国滅ぶ

集団的自衛権に認める安保法案が、委員会で強行採決されました。

私は、まず正式に憲法改正をするべきだと考えますが、それには時間が掛かり過ぎるので、昨今の状況(中国漁船のサンゴの根こそぎ密漁尖閣問題、南沙諸島基地建設問題、中国バブル崩壊など)からすると、これもやむなしだとは思います。

反対派はこの強行採決が、「民主主義の否定だ」などと騒ぎ立てていますが、前政権の民主党政権時にも、数多くの強行採決を行っており、「ひとのこといえんやろ」とは思います。

面白いのが、反対している国は、中国や北朝鮮、韓国であり、アメリカ、カナダやオーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、ベトナムインドネシアなど多くの国が、賛成や支持を表明しています。

これをみて思うのが、中国、北朝鮮はまだ分かりますが、韓国って一応は、こちら側の陣営のはずなのに・・・です(この前の、世界遺産の件でもそうですが、もう完全に敵対勢力と化しています)

もし自国の防衛を、一国の武力だけで守ろうとすれば、大変なコスト高になります。

もしアメリカ軍が日本から出て行ったら、その分を補う軍事費は、現在の何倍にも跳ね上がってしまいます。

日本の戦後70年の平和や発展は、日米安保による軍事費の低コストによる部分も非常に大きい訳です。

ですので、アメリカやオーストラリアとチームワークを組んで、国を防衛することは、コスト面でもいい話だと思いますし、抑止力効果も上がります。

他国に侵略できるようになる法律でもないし、賛成派でも、そんなことだれも考えていないとおもうのですが・・・

「法律守って国が亡ぶ」なんて馬鹿な事態にだけは、なって欲しくはありません。

終戦後の食糧難の時代、裁判官の山口良忠さんが、闇米を違法だといって拒否し、配給食糧だけを食べ、栄養失調で死亡したそうです。

この方の裁判官としての意地や矜持は、とても立派だし、もの凄いものがありますが、申し訳ないですが、私は自己満足だと思います。

本来法律とは、人間が幸せに生活するためのものであり、いのちまでかけて守るものとは思えません。

それが悪法ならば、なおのことです。

悪法とまでは言わなくとも、法律の方が間違っている、もう時代に合わなくなっているというケースは、当然出て来るし、根本的な問題(どうすればみんな幸せになれるか)

を見つめる必要があるはずです。

世の中には、侵略されたら降伏すればいいと考えるひともいるそうですが(本当にそういっているコメンテーターを見たことがあります)、私には考えられません。

チベット人やウィグル人のように国を失い、「日本族」なんて呼ばれ、差別される未来だけは避けたいものです。