マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

自動運転技術

自動車の「自動運転」。

よくSF映画などに出てくるシーンですが、それが現実になろうとしています。

そのことが、昨日見たニュースで特集されていました。

今、各国の自動車メーカーや大学、コンピューター関連会社が、力を入れて研究開発しています。

検索大手のGoogleも、そのひとつです。

開発はもうかなり進んでいて、実際の公道をもう何万キロも走行してデータを取っているそうです。

驚いたことに、交差点での右左折は勿論、歩行者の動きにも反応し、実際のドライバーと同じプロセスで、認知、判断、操作を行うそうです。

ドイツのフォルクスワーゲン社では、複数のレーシングドライバーにサーキットを走らせてデータを取り、そのデータを覚えたコンピューターが、無人運転でサーキットを同じ操作で走れるそうです。

これには本当に驚きました。

レーシングドライバーは、コース取りからアクセル、ブレーキ、ギアチェンジなど、本当に微妙な操作を繰り返して、コーナーを攻めているからです。

それも見事に再現していました。

日本でも研究が進んでいて、タクシーのドライブレコーダーの映像を使って、膨大な事故のデータを集め、それを自動運転技術に活かしているそうです。

日本は道路事情が悪く、道が細かったり、歩道が無いなど、複雑で危険な状況が多いため、実用化は大変そうです。

各国とも大体同じ位の開発状況に思われましたが、アメリカでは自動運転の公道走行を、認める州が増えているそうです。

こういった新技術には、官民一体の協力はとても重要で、日本はいつもお役所の許認可で手間取り、開発が遅れる愚劣なパターンが多いので、国益に繋がる研究開発には、お役所も積極的に応援して欲しいと思います。

面白いのが、Googleなどのコンピューター関連会社が参入することで、自動車業界に新たな展開を期待できることです。

それに何より、自動運転が実現すれば、自動車の価値そのものが変わって来ます。

酔っていても、身体に障害があっても、どんなに高齢でも関係なく運転(?)出来ます。

他にもタクシー、トラックなど、ドライバーの大量失業時代の到来かもしれません。

何にせよ社会が変わるほどのインパクトがあるでしょう。

各国とも実用には、まだまだ時間が掛かりますが、2020年が、一応の発売の目標だそうです。

2020年には東京オリンピックも有りますし、社会全体が新しいステージに上がる節目になりそうで楽しみです。