景気は緩やかに拡大
朝日新聞のアンケート主要100社アンケートで、景気が「拡大」、「緩やかに拡大」と答えた企業が9割ほどあったそうです。
もちろん「主要企業」ですから上場企業ばかりで、日本の99%を占める中小企業ではありません。
しかし大企業を支えているのは、大多数の中小企業ですので、このまま好景気が続けば時間差で拡大するはずなので、良いニュースだとは思います。
まだまだどの企業も「ベースアップ」には慎重で、ボーナスなどの一時金として還元する企業が大多数とのこと。
しかし、形態はともかく、内部留保や設備投資ではなく、確実に「従業員に還元」しようとしている傾向は歓迎したいです。
何より景気は、気持ち、雰囲気、空気と、まさに「気」ですので、未来の明るい希望材料と、持続性が大事です。
しかし春の消費税「増税」が影を落としています。
しかも早ければ再来年10月と2段階の増税ですので、希望も持続性も打ち砕かれ、さらなる不安を掻き立てます。
財政再建も分かりますが、不景気になれば余計に税収が減る訳ですから、せっかくの上向いた景気を冷え込ませるのは「もったいない」です。
もちろん未来予測はあくまで「予測」であって、結果を見ないと分かりませんし、そこは「神のみぞ知る」ですが、増税による景気に悪影響がないという話は、ほとんど聞きません。
まずは「経済成長」と「脱デフレ」に繋がる政策に、全力を挙げて欲しいです。