餃子の王将

昨日、王将フードサービスの大東社長が、凶弾に倒れました。

大東社長は、毎朝自家用車を自ら運転して出勤されていたそうで、創業者や中小企業では、こういう方は結構いらっしゃいますが、一部上場企業で、４代目社長では珍しいのではないでしょうか。

会社を立て直した「たたき上げの人物」だったとも。

それだけに、本当に悲劇的な人生の結末です。

私の友人から聞いた話では、彼(友人)には王将の店長の友人がいて、かなり厳しい会社らしく、研修や教育はスパルタで、勤務状況なども過酷で大変な状況だったそうです。

その人は、結局うつ病になり、辞めてしまいました。

ネットなどでも、いわゆる「ブラック企業」だと噂されています。

あれだけの組織を運営し、外食産業でナンバーワンを維持するのは、大変なことなのでしょう。

FC独立も可能ですし、何より社会勉強になるので、キャリアの中でこういった職場を経験する意義は、十分あると思います。

しかし、過労死やうつ病に繋がる、度を超えた長時間労働は、問題ありでしょう。

会見では、反社会勢力のかかわりや、個人的なトラブルなどは否定されていますが、まったく恨みを買っていないとは、言い切れないのかもしれません。

最近増えているストーカー被害もそうですが、世の中には身に覚えのない逆恨みも多く存在します。

ひとはそれぞれ立場や、考え方、見解の違いで、トラブルになることも多いです。

これは大東社長の様に、剛腕で改革を行う人物には、つきもののパラドックスかもしれません。

何にせよ、まだ動機は分かりませんが、殺人に繋がるマインドは本当に恐ろしいし、絶対に許されるものではありません。

いち早い犯人逮捕と、真相の究明を希望します。

王将は、私も昔からずいぶんと、お世話になって来ました。

特に若いころは、安くお腹いっぱいになるので、本当に助かりました。

私は、王将の「ニラレバ定食」と「餃子」が大好きです。

素晴らしいサービスや、ビジネスが衰退して欲しくはありません。

昨日の事件で、株価も下落したそうですが、この過酷な状況を乗り越えて、もし問題があるのならばその部分を改革し、また復活して欲しいです。