焼き味噌
昨日、嬉しいことがありました。
しばらく連絡が取れなかった、私が尊敬するとても大切な友人が、近況を知らせてくれたのです。
それで夜、ちょっと飲みたくなって(と言っても、ほぼ毎日飲んでいるのですが)冷蔵庫を見ると、先日買った「金山寺味噌」がありました。
ご飯やお酒に、そのまま食べられる、いわゆる「なめ味噌」ですが、私はこれが好きで時々食べたくなります。
初めはそのまま食べていたのですが、ちょっと物足りなくなり、「ネギ味噌」にしようと思い準備していると、以前食べた「朴葉味噌(ほうばみそ)」を思い出しました。
朴葉味噌は、山菜や味噌を朴(ほう)の葉で包んで焼いた、飛騨高山の郷戸料理で、いわゆる「焼き味噌」です。
しかし、朴の葉なんてありませんし、フライパンで焼くのもちょっと違うし、どうするか思案していると、レンジで魚が焼ける「不思議なお皿」が目に入りました。
私はグリルを洗うのがめんどくさいので、魚を焼くときは、いつもこれです。
グリルにはかないませんが、ちゃんと焼き目も付くので気に入っています。
金山寺味噌とネギ、生姜、すりごま、みりん、それと普通の合わせ味噌も加えて混ぜ、少し七味をふり、クッキングシートに乗せて包みました。
包を二つ用意し、ひとつはそのまま、もう一つには豚ミンチ肉を少し乗せて包み、レンジでチン。
お皿を出すと、香ばしい味噌の美味しそうな匂いがします。
恐る恐る包を開くと、ちゃんと焼き目も付いているし、見た目的には成功です。
問題の味ですが、やり過ぎたのか、乾燥ぎみで、ちょっとパサつきましたが、とても美味しい。
味噌を口に入れてお酒を飲むと、もう最高。
肉アリもナシも、どっちも美味しかったです。
焼き味噌は、あの「信長」や「家康」も好物だったそうです。
昨年、和食も世界遺産になりました。
麹、味噌、だしの旨味、本当に日本人で良かったと思います。