マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

相互理解

「四つ葉のクローバーを探すために、三つ葉のクローバーを踏みにじってはいけない、幸せはそんな風にさがすものではない。」

ネットで、見つけた言葉です。

出所は不明ですが、なかなかいいなと思いました。

要するに「自分の幸せのために、他人を犠牲にしてはいけない。」と言う意味だそうです。

私もこの点、少し思い当たる節がありまして (と言っても別に他人を犠牲にしている訳ではありませんが) 先日、良かれと思ってやったことが、押しつけがましく、相手を傷つけてしまったので、反省することがありました。

長い議論の末、結果的には私の意図が伝わり、理解には繋がったのですが、私が初めにした行動自体は、単なる「親切の押し売り」でしかありませんでした。

私の意図は、「相手の生活がもっと良くなって欲しい」「新しい可能性を切り開いて欲しい」といった親切心からだったのですが、それが相手の過去の嫌な経験を引き出す結果となってしまいました。

親切のつもりでも、人によって迷惑な事はあります。

それに気づき反省すると同時に、軽々しく他人の価値観に口を挟むのは良くないとも思いました。

当たり前ですが、ひとそれぞれ価値観は違いますし、その多様性を認め、受け入れる事が出来るかが、良い人間関係にはとても重要です。

しかし、自分とは異なる考え方を認めづらいものです。

コミュニケーションの本質は、自分の「望む結果を達成」することにあり、それが伝わ

れば、今回の様にたとえ相手が自分の意図と違う反応(相手が反発する)でも構いません。

この「望む結果」を得るためには、時には喧嘩も必要ですし、十分な議論が無いと相互理解に繋がりません。

その意味では、今回のコミュニケーションは成功ですが、とても骨が折れました。

そこにたどり着くためには、何より相手に対する「思いやり」と「客観性」が大切です。

相手の気持ちや状況を十分理解し、客観性を持ってそれを受け入れ説明すれば、やがて必ず相手にもこちらの意図が伝わります。

価値観や親切の押しつけは、自分だけが幸せになるための単なる「独りよがり」で、これは「ある種の暴力」かもしれません。

そんな私の独りよがりは、初めの四葉のクローバーの話と重なる気がして、なんとなく目に留まりました。

多様な価値観を知り、それを受け入れることは、視野を広げ人生を豊かにします。

人は所詮一人では生きては行けませんし、一人では四葉のクローバーを見つける(目標を達成し幸福になること)ことはできません。

この「相互理解」を目指すことこそ、人生のあらゆる場面において最需要だと改めて感じました。