マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

時間は相対的

今日から二月になりました。

今年も早一ケ月です。

月初は前月の集計や、お店の雑誌の購入などで、いつも朝から何かとバタバタします。

そんな時に限って、朝寝坊したり、消耗品が切れたりと、よけい何故か忙しい方に引き寄せられる感じです。

ところが、用事を片付けてみると、思いのほか時間が経っていません。

焦っている時は、時間が早く感じます。

「時間は相対的」であると言いますが、本当にそう思います。

アインシュタイン相対性理論は、難しすぎてちんぷんかんぷんですが、博士本人いわく、「例えば火の付いたストーブの上に座ったら、一分が一時間にも感じられるだろう。しかし素敵なガールフレンドの隣に座ったら、一時間がまるで一分に感じられるだろう、そういう理論だ。」そうです。

「楽しい時間は早く過ぎるが、嫌な時間は長く感じる」これは誰もが日常的に感じていることでしょう。

あと長く感じるのは、「初めての経験」です。

職場や学校など、初めての環境は一日がとても長く感じますし、何か新しい事を学ぶ時も同じです。

長さもそうですが、集中力を発揮すると「中身の濃い時間」が過ごせます。

同時にとても疲れますが、とても充実した時間です。

この濃い時間をどれだけ過ごせるかが、「人生の質」にかかわって来ます。

ですので常に新しい経験や、環境に身を置くことは、とても重要です。

しかし人間は、安定や安心感を求めがちで、生活がすぐに「マンネリ化」してしまいがちです。

学生時代は、進級やクラス替えで、嫌でも環境が変わりましたが、社会人は下手をすると、何十年も同じ生活をしかねません。

よく「20年のキャリアがあります。」などと言いますが、実際は1年を20回繰り返しただけの人もいます。

初めの2、3年は成長や変化もあるでしょうが、その後はほとんど変わりません。

そんな20年は、もったいない。

日本も終身雇用が崩壊して、欧米のようにキャリアアップしながら職場を変えて行くスタイルに徐々に変わりつつありますが、システムや文化の違いのせいか、いまだに新卒者の就職先の一番人気が「公務員」では、悲しすぎます。

私は20年で、職業を10回以上変えて来ましたので、本当に濃い時間を過ごしてきました。

私の様に極端なのはともかく、同じ業界でも実力と条件次第で、会社をどんどん変われる社会に、もっとどんどんなって欲しいです。

早く「同一労働、同一賃金」の社会を実現し、転職が汚点にならない、公平な労働環境が実現すれば、もっと社会が活性化するでしょう。

人はそれぞれ、沢山の才能と可能性を秘めています。

ひとつの会社や、ひとつの職業ではもったいない。

平均寿命もどんどん伸びています。

昔よりも、いくらでも新しいチャレンジは可能になっています。

健康に気をつけて、新しい経験を求めて、長くて、相対的にも中身の濃い人生を過ごしましょう。