マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

盛者必衰の理

予報通り、今朝は雪です。

庭のオリーブの大鉢も白くなっています。

今日は昨年の成人式よりも積雪量が多いそうなので、明日の都知事選にも影響が出そうです。

昨夜は、ソチ五輪の開会式を見ました。

別に見ようと思っていたわけでもないのですが、確定申告用の領収書の整理をしながら、何となく見ていました。

入場行進で、日本が最後から2番目に呼ばれたのは以外でした。

ロシア語で日本は「ヤポニア」で、日本人は「ヤポンスキー」(これは時々、映画などでも耳にします)頭文字はYなので、アルファベットでは最後になるからとのこと。

英語で日本は「ジャパン」、スペイン語「ハポン」、フランス語「ジャポン」、イタリア語「ジャッポーネ」、ドイツ語「ヤーパン」など、基本的に「ニッポン」から来ているので、面白いです。

「日本」と国外に表記したのは遣唐使のころからだそうで、もう1300年以上前なのでとても古いです。

それにしてもロシア語のアルファベットは、見慣れた欧米と違い、かなりユニークです。

最近は動画などで、ちょこちょこ見かける様になりましたが、最初は文字化けや何かの暗号かと思いました。

ロシア語のアルファベットは「キリル文字」を使って表記され、スラブ系諸国だけでなくモンゴルでも使用されるので、モンゴル帝国の影響でしょうか、やはりあの辺りは同じ文化圏なのだと感じます。

スラブ系は、昔のヨーロッパ人からはいわゆる「白人」扱いでは、無かったそうです。

イタリア、スペイン、フランスのラテン系さえもアングロサクソンやゲルマン系からは、純粋な「白人」ではないとも。

イタリアはローマ帝国だし、スペインもかつては世界を席巻していたし、これも昨今はアメリカ、イギリスの力が強大だったのが、原因でしょうか。

レイシズムは馬鹿馬鹿しい概念ですが、ついこの間まではそんな感じでした。

それも少しづつ変わりつつあり、世界のパワーバランスも変わりつつあります。

かつてアジア(中近東含む西アジアも)は、ヨーロッパ諸国が台頭するまでは、世界経済の中心であり、文化の中心でもありました。

それがまた戻って来ようとしています。

繁栄と衰退を繰り返す文明。

まさに平家物語の盛者必衰(じょうしゃひっすい)です。

一族も3代で大抵衰退しますし、個人の人生でも生涯勝ち続けることはありません。

日本がこの先もっと繁栄出来るかは、何の保証もありませんし、私達ひとりひとりの努力とあり方にかかっています。

私を含め都民の方は、明日必ず選挙に行きましょう。