流行るには訳がある
今朝は寒さが厳しいです。
雪の心配はないようですが、もういいかげんにして欲しい。
しかし日が長くなったので、確実に春は近づいています。
昨日、友人に誘われて、五反田駅アトレヴィ3階にある居酒屋「四十八漁場」に行きました。
産地直送の鮮魚中心のメニューで、日本酒も豊富。
漁師さんと直接契約しているため、中間業者が無く価格が安く新鮮で、宮崎に自社漁船まで持っているとの事。
帰宅後、お店のホームページを見ると、(株)エーピーカンパニーが経営しており、社長の米山久氏は1970年生まれの創業者で、創業13年で100店舗以上経営、マスコミでも紹介される時代の寵児の様です。
先日グループ店舗が「ガイアの夜明け」で紹介されていたのを思い出しました。
番組では、アルバイトの大学生が、就活で辞めるのを防ぐため、無料の就活セミナーを開いたり、バイトと両立出来るように色々と支援しているのを紹介していました。
そのせいかどうかわかりませんが、客は番組視聴者の中心層と思われる中高年サラリーマンの方が多かったです。
お通しが「きびなごのめざし」で、炭火の付いた網に乗った状態で出て来ました。
これだけでも凝っています。
「新鮮なので、レアでどうぞ」と言われましたが、私としては生でも行けるレベルでした。
これだけでも、なんとなく春を感じます。
関西に住んでいたころ、トラックで「いかなご(きびなご)」の配送のバイトをしたことがあり、それを思い出しました。
毎年春になると、いかなご漁が解禁になり、生や「くぎ煮」がスーパーに並びます。
それをトラックで早朝から港で水揚げされた物を受け取り、そのままスーパーに直送していました。
早さが命の仕事なので、遅れるとめっちゃ怒られます。
漁師も水産会社のひとも、基本的に気が荒くて怖かったです。
配送は運転が荒いとこぼしてしまうので、慎重にしかも早く運ばないといけません。
給料は良いものの、とても神経の磨り減る仕事でした。
そんなことを思い出しながら、楽しく飲みました。
メインに「貝鍋風呂」を注文しましたが、「これでもか」というくらい貝が沢山入っていました。
刺身も新鮮だし、珍しい魚も多く、しかも内容の割にお値段が安いので、とても良かったです。
魚専門なのになぜか美味しいと評判のチキン南蛮も(グループ店舗が、地鶏の直営店舗をやっているせいかも)、肉が柔らかくタルタルソースもちゃんと手作りで量も多く、とても美味しかったです。
ただこのチキン南蛮は、オーダーが通っていなかったらしく、随分待たされました。
そのお詫びかどうか分かりませんが、店長かホール責任者と思われる愛想の良い男性が、帰りにお土産として、小さなタッパーに詰めた「魚の身を混ぜた味噌」を頂きました。
これも非常に美味しかったです。
私は日頃、当たりはずれが多いので、どうしても安い無難な全国規模の居酒屋チェーンに行きがちなのですが、ここは日本酒も豊富ですし、内容も良心的でサービスも良いので、また来たいし、他のグループ店舗にも興味があります。
一度行っただけですが、この企業やグループが急成長したのも分かる気がしました。