状態管理
オリンピックフィギュアスケート女子フリーで、浅田真央選手が、昨日と打って変わって見事な演技を見せてくれました。
自己最高得点との事。
前日の真央ちゃんとは、まったく別人の様でした。
一晩で復活するとは、流石です。
引退するといわれていますので、今日は自分の集大成として挑まれたのでしょう。
顔つきや雰囲気が違うように思われました。
集中力の発揮できる状態は、自分に自信を持ち、ポジティブで力強い状態です。
波に乗っている時は、自分でも「入っている(乗っている)」のが分かるし、やることなすこと次々上手く行きます。
「自分の状態を管理出来るひとは強い」
厳しい意見ですが、浅田選手は、前日の失敗でメダルのプレッシャーから解放されたからこそ、落ち着いて本来の実力を発揮したのかもしれません。
なので、昨日も状態管理が出来ていれば、メダルを獲ることは十分出来たはずです。
日本のオリンピック選手はよく、日本のためとか、応援してくれる人の期待に答えたいとかいいますが、それが過剰なプレッシャーになっている気がします。
人の為(これは日本人の素晴らしい美徳ですが)ではなく、もっとハングリー精神全開で、純粋に自分の為に挑んだ方が、良い結果が出る気がしますので、もっと自分を押し出す事をした方が良いと思います。
その点、野球のイチローやサッカーの本田圭佑選手は、メンタルコントロールが上手いと思います。
プロとアマチュアのオリンピックを、単純に一緒には考えられませんが、彼らの強気の発言を聞いていると、わざとプレッシャーをかけ、自らを追い込んでいます。
世界で活躍するひとは、例外なく状態管理が上手い人たちです。
状態管理が出来ないと、どんなに練習や努力をしても、いつまでたっても報われません。
いい意味で鈍感になれば、周りがどうであろうと関係なく実力を発揮出来ます。
日本人は、どの分野の人でも、社会全体がもっとこれを学ぶ必要があると思います。
教育システムに組み込む必要があるとさえ思います。
自信とプライドを持ち、自己を確立していれば、どんなことでも可能です。
日本は様々な自虐に満ち溢れています。
そろそろ自分たちのあり方を見直す必要があります。
もっとポジティブに生きましょう。
国と歴史、文化、地域、会社と仕事、学校、家族や人間関係、そして、私たちひとりひとりの自覚を変えて、もっとプライドを持てる社会を作りましょう。