マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

マイナスをプラスに

昨日は、お天気でしたが、今日は、久しぶりに朝から雨です。

昨日のニュースで、サッカーのキング・カズこと三浦知良選手が、47歳になったとの事。

現役最年長記録を更新中です。

私は、サッカーファンではありませんので、試合にはほとんど興味も無く、日本代表の試合も観ませんが、4年に一度のワールドカップの時だけは観戦する程度です。

ですが、このカズ選手だけは、凄い人だなと尊敬します。

いつまでも、おしゃれで若々しい。

そもそもサッカー選手が野球選手などに比べ、おしゃれなイメージなのも、最初は彼によるところが大きかったのではないでしょうか。

野球の山本昌選手(48)など、アスリートの寿命は長くなったとはいえ、激しい運動量のサッカーでこの年まで、現役を続けるのは、もの凄い事だと思います。

しかし、なぜここまで現役にこだわるのか、私は疑問に感じていました。

カズ選手は、インタビューで現役にこだわる理由として必ず「サッカーが好きだから」だと答えますが、本当にそれだけなのだろうか、もしかしたら98年のワールドカップで代表を外された事が、関係しているのではと、私は気になっていました。

カズ選手の代表落ちは、当時マスコミでも大きく報道され、ファンも他の代表選手たちも、なぜ外されたのか、腑に落ちない雰囲気でした。

解説者やサッカーに詳しい人の中には、「カズはもうピークが過ぎていて、技術的にも体力的にも、とても代表入り出来る選手ではない」などといっていましたので、私の様な何も分からない人間からするとその評価は以外でした。

しかし、Jリーグの最初のスター選手で、日本人初(アジア人としても)のヨーロッパ・セリエAに移籍した彼の存在は大きく、過去の実績を考えても、選手たちの精神的な支えにもなるのではと思いましたし、控え選手でもいから出してやれよと、人情的には思いました。

最近のインタビューで、「14年のワールドカップには誰でもチャレンジできる」と言っていたのを聞いて、やはり代表落ちしたことが彼をここまで駆り立てたのかと、あくまで私の勝手な想像ですが、その様に思いました。

もしそうだとすると、ものすごい執念です。

まさか本人も本気で出場出来るとは思っていないでしょうが、自分のサッカー人生と情熱、エネルギーを完全燃焼させるべく、ここまでやって来たのかもしれません。

もし98年に出場を果たしていれば、ここまで続ける事は無かったのではないかと思います。

ひとつの出来事が、その後の人生を変えてしまうことは、誰の人生にでも起こりますが、カズ選手の場合はすごく分かりやすい例の気がします。

自分はこんなもんじゃない、タダではすまない、すまさない「俺はキング・カズだ!」自分自身のあり方に、徹底的にこだわり抜く、負けない、妥協しない、そんな強い思いと誇りを感じます。

そしてそれが偉大な記録、結果に繋がる。

マイナスの出来事をバネに、強引にプラスに持って行った素晴らし人生だと思います。