マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

不可解

STAP細胞論文の疑惑関連のニュースは、非常に驚きました。

発見の報道当初、まだ若い研究者が、ノーベル賞ものの発見をしたのは、素晴らしいことですし、リケジョなんていって騒ぐのは仕方ありません。

しかし私の偏見ですが、なぜこんな見た目に研究者らしくない人物が、長年頑張ってる世界中の研究者を差し置いて大発見が出来るのか、始めはとても不思議でした。

流石に当時は嘘とまでは思いませんでしたが、なんとなく違和感の様な物を感じたのは確かです。

恐らく研究者らしからぬ、まったく新しい発想で、チャレンジしたからこそ、達成できたのだろうと、私なりに勝手に解釈しておりました。

新しい発想で時代を切り開く展開は大好きなので、科学者のイメージもこれでだいぶ変わるだろうと思っていた矢先、今回のニュースです。

驚くと同時に、私なりに先の違和感があるので、なるほどというか、なんとなく「さもありなん」と納得してしまいましたし、不思議な安堵感が有りました。

日本人のモラルが低下しているという話は、ときどき耳にしますが、東日本大震災時の規律正しい行動をみると、そうでもないとも思いますし、結局は個人の資質の問題なのでしょう。

それにしてもなぜいずれバレる嘘をつくのか、その点が不可解です。

それとも本気でバレないと思っていたのか、バレる可能性も想像出来なかったのか分かりませんが、良心やモラル以前に、その知性を疑いたくなります。

それとも何か他に理由があるのか分かりませんが、小保方氏は今後会見を開くなりして、事情の説明をして欲しいものです。

人間誰しも可愛い嘘はつくものですが、小保方氏の場合、博士論文も他人の物をコピーしていた箇所が有るそうなので、それを通した早稲田の権威も地に落ちたといったところでしょうか。

少子高齢化により、大学全入学時代における全体の学力の低下による弊害もあるのかもしれませんし、なにより倫理教育を軽視した結果かもしれません。

今こういった事件が増えているのは、とても気になります。