残念なバター
昨日、久しぶりに魚民に行きました。
なんと注文が、タッチパネルだったので驚きました。
同席した友人は「なにを今さら」という感じで、昔から有るそうですが、私の知る限りでは回転寿司以外では初めてでした。
タッチパネルだと注文で店員をいちいち呼び出す必要が無く、客も店側も負担が軽減されますし、注文履歴が分かるので、何を注文したか確認でき、オーダーがちゃんと通っているか、ヤキモキしなくてもいいので安心で、会計も明瞭です。
非常に効率的、機能的で、少ない人員で回すことが可能なので、人件費も安くなり、一石二鳥といったところでしょうか。
居酒屋の喧騒も悪くはありませんが、昨日は久しぶりに会う友人だったので、個室でゆっくり、積もる話で盛り上がりました。
まずビールで喉を潤して、熱燗2合と梅酒ロックを2杯、私の飲みの黄金パターンです。
締めに、友人がお茶漬け、私は焼きおにぎりを注文しました。
焼きおにぎりを食べるのは、久しぶりです。
やがて運ばれて来た焼きおにぎりには、美味しそうな四角いバターが半分とろけながら乗っています。
私はバターが大好きなので、それを見て嬉々として大口を開け、そのバターの塊ごと焼きおにぎりにかぶりつきました。
そしてバターの香りと、焼けた醤油の旨味を口いっぱいに感じようと思ったら・・・
なんとそれはバターではなく、ただのマーガリンでした。
裏切られた様な残念な気持ちと一緒に、無機質なマーガリンの味が口の中に広がります。
なんだか一気にテンションが下がりました。
焼きおにぎりそのものは、美味しかったのがせめても救いです。
あまりにも悔しいので、帰ってバターをなめてやろうかと思い、冷蔵庫を開けましたが、先日カレーを作った時に使い切っていました。
バターが品薄で高騰して、もう何年にもなりますが、未だに高いままです。
本当に何とかして欲しい。
マーガリンは「トランス脂肪酸の健康被害」のことがあり、先進国では法律で禁止している国が多いのに、未だに日本では売られています。
なにより私は、マーガリンの味が大嫌いです。
トランス脂肪酸の事を知る前から、あの人工的な味が身体にいいとは思えませんでした。
バターはパンに塗るだけでなく、料理にも、なにより洋菓子には欠かせない物なので、マーガリンを禁止し、もっと頑張ってバターを増産して欲しいです。
TPPで安くなるなら消費者としては大歓迎ですが、国は酪農家を守るのなら守るで、もっと本気で取り組んで欲しいです。