豊かになっている
昨日、買い物に行こうとして自転車の鍵を探したのですが、ぜんぜん見つかりません。
もしやと思い、自転車置き場に行くと、鍵がありました!
なんと、一週間ずっと挿したままにしていたのです。
休日しか自転車を使いませんので、まったく気づきませんでした。
それにしても、よく盗まれなかったものです。
前後にカゴ付きの、もう4年近く使っているママチャリですので、誰もいらないとは思いますが、ちょっと足代わりに乗って行く人もいないなんて、日本は治安が良いと改めて思いました(単に誰も気付かなかっただけかも)
昨日、久しぶりに献血に行って来ました。
場所は、JR新宿駅西口の献血ルームで、行くのは初めてだったのですが、その狭さに驚きました。
献血ルームは3件ほど知っていますが、ここまで狭い所は考えられません。
普通はリクライニングの付いた専用チェアーで、場所によってはテレビも観れますが、ここはベッドですらなく、カウンターのただ硬い台の上に横たわるだけです。
小さい枕はありますが、床はクッション性はまったくありません。
幅も60cm位の本当に、ただの広いカウンターです。
しかも横になると、足を曲げないと横たわれませんので、たぶんタテは150cm位かもしれません。
日本人男性の平均身長(172cm)の私でさえ、かなり窮屈ですので、大柄な方には無理なのでは思いました。
カウンター越しのガラスで仕切られた向こうに、看護師さんがいます。
そのカウンターから腕を中に突っ込んで、採血するのです。
音楽もテレビもなし、ただ古い天井を眺めているだけの時間が退屈なので、看護師さんに話しかけると「ここは日本で、一番古い献血ルームです」との事。
「献血ルームというよりは、昔の献血バスのイメージに近い」とも。
当時(約15年程前)JR大阪駅前のロータリーの同じ場所に、毎日常駐していました。
私のもの心ついた時から、ずっとそこでやっていた気がします。
しかし、それもいつのまにか無くなり、その後各地に、綺麗な献血ルームが増えた気がします。
こういったホスピタリティは、ここ15~20年程(特に2000年以降)で、いろんな分野で急速に発達したと感じます。
ちょうど携帯やパソコンの普及とも重なるので、社会の変化でしょうか、それらとも関係が有るかもしれません。
コンビニのサービスも、公共料金の支払いなど、考えられない位便利になりましたし、21世紀型の発展ともでもいいましょうか、失われた20年などといいながらも、社会は確実に豊かになった印象を受けます。
ともかくこの新宿西口の献血ルームは、前時代というか、なんとなく懐かしい昭和の香りさえ感じました。
ただ一つ心配なのは、女性はこのカウンターは正直きついのではと思いました。
隣と衝立で仕切られているだけなので、隣で座って待っている人に見られる気がする恐れもありますので、スカートではなく、下はパンツスタイルの方がいいかもしれません。
それに最初の医師の問診も、カーテンで仕切られているだけなので、隣に声が聞こえますし、プライバシーも心配です。
ここが献血自体初めての方は、これらの条件で印象を悪くして、献血を敬遠される恐れがあるのではとも思いました。
知らなければ何ともないのかも知れませんが、私の様に他の献血ルームの充実ぶりを知っているとかなりギャップが有ると思います。
そもそも献血は、皆さん善意でされていることだし、場所の問題もあり、条件云々は私の単なる杞憂だと思いますが、もしここしか知らない方がいれば、是非一度他の献血ルームにも行ってみて下さい。