マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

ごちそうさんでした

今日、朝ドラ「ごちそうさん」が終了しました。

朝ドラは、いつもちゃんと見ている訳ではないのですが、直前にやっていた「あまちゃん」が話題になっていたのと、主演の杏さんが好きで、あと食べ物のお話なので興味があり、何となく見始めたのですが、面白くて結局最終回まで見てしまいました。

時代考証などもしっかりしており、朝ドラ王道の展開で、安心感を持ってみることが出来ました。

俳優さんたちも非常に良い演技をされていましたし、ヒロインに人間味があり、親近感が持てました。

特に嫁いびりをする、強烈なキャラの和枝さんが良かったです。

他にも色んな人が出て来ますが、私も関西人なので、「こんな人、昔いてたよな~」って感じながら見ていました。

なんとなくドラマ全体の雰囲気に、懐かしさがあり、古き良き日本を垣間見た気がします。

テーマが「食」なので、美味しそうな物が沢山出て来ますし(決してグルメではないが、誰でも共感出来る味)、家族の団らんや繋がりの素晴らしさを、改めて考えさせられました。

それと、こういった長いドラマは、人々の成長の記録といった側面もあり、いろんなエピソードを通じて、それぞれが変わって行くさまは、等身大の人生を描いている良作だなと思いました。
息子が戦死し、哀しむ主人公に、和枝さんが「あんさんは見送るお人やろう。心も体も、生きる力が強うて。おそらく、見送って見送って、最後は、一人で生きるお人や。一人に慣れはった方がええ。」

このセリフは、強烈なインパクトがありました。

他にも随所で、それぞれのキャラクターが語る何気ない一言に、人生の現実や真実を差し入れるのが上手いと思いました。

本の森下佳子さんは、素晴らしいと感心します。

「人間を分かっておられるな」と思います。

最終回の今回で、待ち続けた悠太郎が帰還したのも、決して劇的ではなく、「えっ」みたいな何気ない感じでしたし、「こういうのって、実際、以外とあっさりしてるものだよな」と、リアルさを感じました。

主演した杏さんは、これを機に、これからどんどん活躍されそうなので、今後が楽しみです。

それとこのドラマは、毎日実況をネットで見るのが楽しみでした。

いろんな意見や解釈があり、「あのセリフにはそんな意味があるのか」と感心したり、「そういう見方もあるのか、感じ方は人それぞれだな」と、刺激やら、時代考証の解説など、見ていていろいろ勉強になりました。

こういったも楽しみ方が出来るのも、今の時代(ネット時代)の良さのひとつだと思います。