マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

安物買いの銭失い

朝の支度の時、アイロンが作動しない(熱くならない)ことに気付き、焦りました。

たぶん昨日からだと思うのですが、昨日は急いでいて気が付かずというより、違和感を感じつつもスルーしてしまい(私はそういうところがあります)、改めて今朝問題が発覚しました。

それにしても、熱くなっていないのに、昨日はシワを伸ばせたので、アイロンの力は凄いと感じました。

しかし考えてみると、そもそもシワなんて、手でも伸ばせるので、アイロンなんて大した仕組みの道具ではありません。

なんでも有り難がって、何も考えずに道具に頼っていますが、仕組みや本質を考えると、物事は意外と単純だったりします。

Amazonの中国製の激安商品(1000円で購入)なので、めちゃくちゃチャチな商品ですので、どうしてもぞんざいに扱ってしまい、1年も経たないうちに壊れてしまいました。

どうせ断線だろうと思い、何となく分解を試みました(この辺りもいいかげんです)

開けてみると、コードが電源が入っていることを示すランプと、電熱線に繋がっているだけです。

中は断線している気配はありません(見た目だけですが)

恐らく外側のメインコード内だろうと思うのですが、考えてみれば電流計が無いので、それも調べられません。

仕方がないと思い、また組みなおしましたが、中の部品が折れてしっかりはまらず、元道理になりませんでした。

修理しようとして、逆に完全に破壊してしまいました。

ぎりぎり補償期間なので、無料修理に出そうかと思いましたが、自分で分解して中の部品を破壊しているので、たぶん修理費が掛かります。

保証書の住所を見ると、大阪の富田林市の会社なので、往復にも時間が掛かりそうだし、諦めて新しい物を買うことにします(その方が早い)

「安物買いの銭失い」とはよく言った物で、昔の格言は馬鹿に出来ません。

もう少しちゃんとした物を買っていれば、こうも易々と壊れなかったでしょうし、扱いもちゃんとしたと思いますので、反省しています。

最近他にも出費が色々出ているので、今はそういう時期かもしれません(何故か重なります)

良い物は大切に扱いますし、長く使えば愛着も出ます。

特に革製品などは、時間が経つほど光沢が出たり、味わいが増します。

昔、西部劇で亡くなった父親の立派な革のブーツを、息子が受け継ぐシーンを見たことがありますが、ああいった習慣は素晴らしいと思います(本当に良い革製品は一生使えます)

また長い目で見れば、とても経済的でもあります。

かといって物が多く、大量生産、大量消費の現代社会で、すべて良い(高い)商品で取りそろえる訳にも行かないですし、逆に消耗品だと割り切って、使用頻度に応じてどんどん買い変えて行くことも経済的です。

特に家電は入れ替わりが激しく、一定期間で時限爆弾の様に壊れる気がする(本当に仕組まれているのではと思う事があります)ので、判断に悩みます。

しかしそういったアメリカ型の価値観と対照的に、ヨーロッパの人々は物を大切にしますし、デザインが気に入っているなどの理由で、不便でもあえて昔の家電を修理して使ったりもします。

経済や効率を取るか、もったいないなどの倫理感、デザインや好みを取るか、これも最終的な判断基準は個人の価値観の問題ですし、何にお金を掛けるかはそれぞれ物によって選べば良いと思います。

大富豪ビル・ゲイツ氏や、ダイエー創業者の故・中内功氏は、移動の飛行機や新幹線で、ファーストクラスやグリーン車に乗らな(かった)いと聞いた事がありますので、この辺りも考えてみると面白いです。