仕事のやりがい
今朝、注文していたアイロンが届きました。
前回より少しだけ、グレードアップしました。
今度のは、大切に扱いたいと思います。
アイロンといえば、実家の会社(アパレル関係)で使っていた業務用アイロンを思い出します。
スチームボタンが付いていて、ボタンを押すと蒸気が噴き出します。
これが強力で、大抵蒸気だけで、大抵のシワが取れます。
アイロン本体に電気とスチームのコードが付いていて、スチームコードはボイラーに繋がっています。
ボイラータンクには、5リットルくらい入った記憶がありますが、一日に何度も入れ替えていました。
私も仕事のない時などは、時々手伝っていました。
普通衣類は、運送屋の専用ハンガー車で運ばれるのですが、手配できなかったりして段ボール箱に入れて送られて来たりすると、シワが凄くて大変です。
そんな時は、一日中プレスしていた記憶があります。
お蔭でシワ取りは、かなり上達しました。
あまりに数が多いときは、プレス屋さんに頼みます。
プレス屋さんには、上記の業務用アイロンが大量にあり、ひたすらプレスをしています。
職人さんの技術は凄い物で、どんな複雑な形の服でもきれいに仕上げます。
世の中には様々な技能があるものだと、感心したものです。
仕上げやシワ取りなので、製造ではありませんが、商品が綺麗に仕上がって行くのはなかなか気持ちの良いものですし、道具と技術があれば出来るので、仕入れも無く、私の今の稼業(整体)に似ているかもしれません。
しかし、いくら頑張って良い結果を出しても、それが形になってずっとは残りません。
それは形のないサービス業の宿命ですが、働くことの意義をしっかり持たないと、やっていけません。
1次産業(農業、漁業)、2次産業(製造業)、3次産業(サービス業)などと社会科で習いましたが、最近では4次5次(IT、情報、芸術、芸能、上級管理職)など、新しい分類もありますが、それらもおおむね3次産業で良いと思います。
ともかく先進国では、3次産業が圧倒的主流ですので、競争も激しく、モチベーションを保つのも大変です。
私はたまに、1次や2次の仕事が羨ましく感じます。
特に農業や漁業は、人間が生きる上での基本になる部分ですので、やりがいもあるし、もっとも素晴らし生き方に見えたりもします。
それに国の食料自給率の低さを考えても、危機感を感じますし、やりたい若者が増えているので、もっと参入に力を入れて欲しいものです。
社会が豊かになり、やりがいのある仕事を求めている人が多い気がします。
私は今の仕事が好きですし、とてもやりがいを感じていますが、それも今の自分だからこそで昔は違いました。
これから先は、また変わる可能性もあります。
平均寿命も延び、終身雇用が崩壊した今こそ、再チャレンジや、職業を何度も変えてその都度一番やりたいことが出来る社会になって行けば、それぞれ最良の人材が得られると思いまし、ミスマッチを防ぐことが出来ると思います。
ニートの問題も、解消できるかもしれません。
特に政治家などの国のリーダーには、最良の人材が選ばれて欲しいと思います。