マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

衝撃続き

早朝、なぜか不意に目が覚めて不思議に思っていると、下から突き上げる様な地響きがありました。

「これは地震の前触れだ」と思い布団の中で身構えていると、すぐに揺れ始めました。

「これは遂に来たか」と思いきや、すぐに揺れは収まりました。

しかし、直下型特有の真下から突き上げる感覚があり、最後に地面の下に水が染み込んでゆく様に下へ下がるエネルギーを感じつつ、揺れは収まりました。

東日本大震災の時は、大きく横にゆっくり揺れたので、震源が遠いのが分かりましたが、今回はちょうど20年前に、当時大阪で体験した阪神淡路大震災の時とそっくりでした(時間も似ています)

これは震源は近いと思い、テレビを点けると、思った通り震源は関東で、震度は5弱との事。

そこまで揺れた気がしなかったので、少し意外でしたが、昨日ネットで奇妙な虹や地震雲出ていると騒がれていたのが思い出されました。

ともかく、この程度で済んで良かったです。

昨日、動画を見ていたら、軽快なメロディーが聞こえて来ました。

「墓穴を掘っている~♪」「墓穴を掘っている~♪」

普段、動画のCMは全部飛ばすのですが、思わず手が止まりました。

何ごとかと思っていると、どうやら歌の様です。

画面はアニメやCGを使い、今の若者の厳しい現実や世代間格差を唄っているのですが、サビの部分の「墓穴を掘っている」は衝撃でした。

近年メディアで、こんなキャッチーなコピーを聞いた記憶はありません。

曲名は、なんと「墓穴」と、そのまんまです。

曲名の横に「あべりょう」とひらがなで書いていましたので、動画を検索すると、他にも沢山曲が出て来ました。

ブラック企業によろしく、青年海外協力隊の唄、日本の子供が嫌い、ナパーム弾など、どれも強烈な風刺が効いています。

基本的に氷河期世代や、若者目線なのですが、完全に味方をしている訳でもなく、聴いていて耳が痛い個所も出て来ます。

ともかくこれはと思い、あべりょうなる人物を検索しましたが、プロフィールや顔は、まったく出て来ません。

何者かは不明ですが、個人で投稿するには、アニメやCG、プロモーションビデオが出来過ぎているし、なんとテレビのエンディングにも使われていたりするそう(テレビはあまり見ませんが、そういえば一度どこかで見た記憶があります)なので、こんな曲の売り方もあるのかと、感心しました。

音楽業界は、違法ダウンロード(最近規制が厳しくなりましたが)などで、CD が売れず逆風続きですが、それでもネット時代を逆手に取ったメディア戦略は凄いと思います。

何より直球の社会風刺は、気持ちいいです。

「あべりょう」なる人物が、実在するのか、本人が歌詞を書いているのか(ゴーストライターといっても本人自体がゴーストなので)まったく分かりませんが、かなり直接的な表現なので、実際の経験や体験、実感をもとに書かれている気がしますし、かなり社会事象も勉強しているのが分かります。

世界情勢への風刺もあり、曲のテーマはかなり多岐に渡っています。

昨日の「あべりょう」、今日の「地震」と、昨日から私に衝撃が続いています。