最後は希望しかない
ここ数日、意外と寒い日が続いています。
風も強く、昨日なんとマフラーしている女性を見かけました。
冬物衣料を、片づけた途端にこれです。
なんだか身体が、おかしくなりそう。
庭のオリーブの鉢植えに、小さな実が付いています。
ずっと元気が無かったパキラも、最近落ち葉が止まりました。
たとえ一時的に気候がおかしくても、植物はちゃんと季節に合わせて、日々変化している様です。
気温に左右されているのは、人間だけかもしれません。
小さな変化に、一喜一憂していても仕方がない。
物事は大局を見なければならない。
とは言う物の、それはなかなか難しいものです。
人間には感情があり、どうしてもそれに振り回されます。
私もいい歳をして、未だに感情のコントロールが下手です。
自分の上手状態管理がもっと上手くできたら、どんなにいいだろうと思います。
仕事、体調、気候、人間関係、ニュースなど、色んなことに、振り回されっぱなしです。
年齢を重ねても、経験を積まなければ、いつまでたっても子供のまま。
最近、それを痛感します。
自己責任論は、論理的で納得がいきますし、私も好きですが、問題点を考えていくと、どんどん過去に遡ってしまい、最終的には、生まれや、環境、政治、時代のせいにしてしまいがちです。
かといってそれを、完全に否定することも出来ない。
結局、配られたカードで勝負をかけるしかない。
出来る事を、地道にやるしかない。
少しでも、ほんのわずかでも、今より良くなる様に頑張るしかない。
坂本龍馬の言葉(諸説ありますが)で、「たとえドブ川の中、志半ばにして倒れるとも前のめりに倒れたい」というのがありますが、本当にその通りだと思います。
人間、最後に必要なのは希望。
全てを失っても、希望さえあれば、生きて行ける。
他に何もなくても、希望だけは誰もがもっている。
「希望がなければ、未来はどこにあるというのだ? 地獄にしかない。現在はどこにあるかと問うのは愚かしいことだ。われわれはみなそれをよく知っているのだから。過去はどうだ。くじかれた希望だ。ゆえに人間社会で必要なのは、どこにいても希望、希望、希望なのである」
バイロンの言葉です。
この言葉は、私の座右の銘のひとつであり、出口の見えない、煮詰まったつらい時に最後に必ず頭をよぎります。
ポジティブというよりは、なにぶん「やけくそ」な感じもしますが、語られていること自体は真実だと思います。
生きる意味の本質だと思います。