永続するものはない
歌手のASKA(飛鳥涼)が、覚醒剤所持容疑で逮捕されました。
以前から薬物疑惑で騒動になっていましたが、ショックです。
この人ほど素晴らしいボーカルはいない。
小室哲也氏に、国宝級だと言わしめたそうです。
しかし、最近はその声が出なくてずいぶん苦しんでいたそうですが、ただただ残念です。
これでチャゲアス復活も、絶望的です。
それにしても、人生分かりません。
小室さんもそうですが、一度天下を取ったひとの転落は、より一層痛々しいものです。
あれほど世の中を席巻していても、落ちぶれてしまう。
しかし、それでも人生は続きます。
近頃つくづく思うのですが、世の中「永続するものはない」という事です。
人気も、名声も、お金も、人間関係も、いくら手に入れても、それは永遠に続かない。
それどころか、短いはずの、いち生涯でさえ、それを維持できません。
ところが、楽しい時、上手く行っている時、逆に上手く行っていない時も、それが永続すると勘違いしてしまいます。
しかし、「永続するものはない」という価値観を持っていれば、どんなことがあっても、それを受け入れられますし、対応も出来ます。
逆に何でも長く続けることは、変化を受け入れ、柔軟に対応してきた努力の結果とも言えます。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない、唯一生き残るのは、変化できる者である」
これは進化論のダーウィンの言葉だそうですが、本当にその通りだと思います。
変化を恐れる、失うのを恐れる、それが事なかれ主義の根源にあります。
そして、いつか必ず破綻する。
全ては必然です。
社会の問題やできごとも、他人も自分も、みんな同じ原則が働いている。
歴史をひも解いても、その原則のオンパレードです。
もっといえば、その破綻すら織り込み済みで、必要な経験や試練なのかもしれません。
そう考えると、随分楽になります。
今を必死で生き、楽しむ。
この繰り返しです。
満足も不満足も、受け入れる。
やれることを、やれるだけやる。
人生は、破壊と創造です。
それを繰り返していても、いつかそれも終わる。
今日も一日、精一杯頑張り(楽しみ)ましょう。