負のインカンテーション
昨日、一昨日と雨だったので、気温が下がりました。
本来5月はこんなものかもしれませんが、何だか肌寒く感じます。
小笠原諸島の西之島で噴火があり、島が大きくなっているとの事でしたが、いつの間にか、半年で5倍にまで成長しています。
島の拡大により、周囲の領海が33平方キロも広がり、排他的経済水域も西側に42平方キロ拡大したとの事。
最近の地震も、やはりこの火山活動と関係があるのでしょうか。
ともかく火山岩礁とはいえ、領土が増えることは、めでたい事です。
いっそのこと小豆島や伊豆大島位にまで成長してくれれば、観光地にもなるし、国内旅行でバカンスが楽しめます。
小笠原諸島が世界自然遺産に指定されましたが、観光地として整備すれば、経済効果も上がるし、もっと力を入れるべきだと思います。
小笠原に限らず、日本はこれまで観光資源をあまり大切にしてこなかったイメージがあり、これからは世界から人を呼ぶ為にも、官民一体で頑張って欲しいものです。
硫黄島は映画にもなりましたし、問題になっている英霊の遺骨収集なども早く済ませ、誰でも入れるようにすれば、国内外に向けて反戦の訴えにもなりますし、小笠原観光ツアーの目玉にもなります。
もちろん自然を守るのが大前提ですが、出来る範囲で上手く資源を利用すればいいと思います。
ダイビングをしないのでよく分かりませんが、いいスポットなども沢山ありそうだし小笠原諸島の将来に期待しています。
これは小笠原に限らずですが、役人はコスト意識が希薄で、センスも無いので、開発は出来るだけ民間業者に任せ、官はガイドラインだけ作って、民の規制や監視に徹して欲しいものです。
この国を覆う大きな閉塞感は、とどのつまりは、官僚国家だからといわれますが、本当にその通りだと思います。
結局は日本型の社会主義が、今日の借金体質や、少子高齢化、年金問題などの根源にあると思いますので、本当に日本の官僚が優秀なのか疑わしくなります。
自分たちの保身に使う能力を、もっと国のために使って欲しいです。
といっても昔からの体質を、自助努力で変えることは難しい。
そこで政治の出番になるわけですが、合理化や既得権益打破の政治家を、マスコミも一緒によってかかって叩きまくる。
日本人は、マゾなのでしょうか。
私の子供の頃からずっと、「どうせダメ」とか「これだから日本は」みたいな意識が蔓延しています。
まるで「負のインカンテーション」の様です。
行きつくところまで行かないとダメなのか、もっと問題の本質を考えて欲しいものです。
日本の戦後教育は怖い、最近「WGIP」という言葉を知ったのですが、これが事実なら戦争に負けるという事は、なんと代償の大きなことでしょう。
だが、それでも日本はここまで発展したことを考えれば、日本人は本当に優秀だし希望は有ります。
来年で戦後70年、まだまだこれからもゆっくりでしょうが、良い方向に変わっていって欲しいです。