マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

満足するなら

ひとはみんな、とかく現実逃避や一時的な快楽を求める傾向にあります。

薬物(麻薬、脱法ハーブ)を使って逮捕されたり、事件を起こす人があとを絶ちません。

お酒やタバコも中毒性があるので、これも考えようによっては一種の麻薬かもしれません。

お酒やタバコには幻覚症状がないだけで、度が過ぎれば健康被害を及ぼします。

まあそれは自己責任ですが、薬物は幻覚作用で他人に迷惑をかけるので、危険極まりない。

しかし幻覚作用だけで、実際には健康被害が無い薬物も多いそうです。

池袋の事件もそうですが、危険だと分かっているのに運転してしまう。

本当に厄介なものです。

通り魔もそうですが、最近はいつどこで事件に巻き込まれるか分かりません。

アメリカの様に、無差別で銃乱射がないだけまだましですが、日本でも常に身の危険を考えながら行動する必要があります。

駅のホームからの転落事故もあとを絶ちませんし、私たちの回りには実は危険がいっぱいです。

実家の母にも、くれぐれも駅のホームでは端っこに立たない様に注意しています。

歩きスマホ、イヤホンしながら自転車など、無自覚なひとが多いです。

自動車運転中の携帯電話は、道交法とイヤホンマイクの普及で随分減りましたし、飲酒運転やシートベルトも、結局は法律で罰則を強化しないと減りませんでした。

何でも規制しないと、治らないのが悲しい現実です。

麻薬に走る人は、大きな刺激や快楽、現実逃避が目的でしょうが、わざわざそんなことをしなくても、人間考え方次第でいくらでも満足感を得られます。

私などは、お酒と妄想だけで結構トリップ出来ます。

身体を鍛えたり、食事に気を使ったり、緊張感を持って生活すれば、おのずと感覚は研ぎ澄まされるのです。

座禅や瞑想も、究極の快楽かもしれません。

哲学的な思索にふけったり、内観することも、悩むことすらそうかもしれません。

少なくとも脳や身体の心地よい疲労の後は、快適な睡眠が約束されます。

外からお手軽に刺激を求めるのではなく、快楽はもっと自分自身の中に追求すべきだと思います。

昔テレビで赤井英和が、世界タイトルマッチの入場で、ジムの会長ともども「このジムで世界戦が出来る」ということだけで、もう満足してしまったと言っていました。

入場の時、それこそ、このまま人生と「おさらば」してもいいとまでも。

それくらい嬉しかったし、もうすべてに満足だったとも。

そのせいかどうかは分かりませんが、チャンピオンにはなれませんでした。

もっと悔しかったのかと思っていましたが、意外とそんなものかなと感心したのを覚えています。

人間、位人臣を極めようとも、食べ物の美味しさや、セックスの快楽が100倍になる訳でもありません。

考え方や、自分自身の想いを追求すれば、いくらでも満足感は得られます。