マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

高田社長退任

ジャパネットタカタの高田社長が、このたび会長職に退き、副社長の息子さんが社長に就任するそうです。

そういえば、以前からみんなの党水野賢一議員は、凄く似ていると思っていました。

世間でもそう思っているらしく、今回のニュースでもネット上ではギャグで水野議員の写真が数多く使われているのを見ました。

個人的には、水野議員よりも高田社長の方が、いい男だと思います。

人間ある程度の年齢になると、イケメン云々よりも迫力や経験、実力が顔に出ます。

この辺りは、二世やタレント議員が多い政界と経済界との人の力の差にも思えるので面白い。

政界にも(政界こそ)是非実力者が、多く活躍して欲しいものです。

それにしてもタレントでもないのに、これほど長く毎日テレビで出続けたひともいなかったのではないでしょうか。

高田社長も御年65歳。

経営者としては、まだまだ若いし早すぎる交代だと思いますが、今回は会長だったお父さんが亡くなられた(享年91歳)のもあるのかもしれません。

2013年に過去最高益を出せなければ、社長を退くと公約していましたが、見事に目標を達成され、社長を続けておられたので少し残念です。

なぜなら結局、このビジネスモデルは、高田社長のあの甲高いしゃべり声や、キャラクターが支えてきたからだと思うからです。

この物が売れない時代に、素晴らしいアイデアと戦略だったと思います。

以前ドキュメンタリー番組で、真剣な表情で話す彼の声は、ごく普通の渋いトーンでした。

あの甲高い声は、営業用なのだと感心したのを覚えています。

その看板社長が退けば、今後は衰退するかもしれません。

通販やネットの時代には無意味だとして、東京に本社を移さず、あえて地元の九州に放送局まで作り、やって来たポリシーは尊敬します。

しかし「すべてのものごとは永続することはあり得ない」ので、そろそろやり方や会社のあり方そのものを変える時期なのかもしれません。

息子さんは35歳と若く、会長さんが今後も実質経営をやりくりするでしょうが、今後どうなっていくか興味があります。

企業買収などをして、上手く行けば世界に出て行く巨大企業になれるかもしれませんし、このままジリジリ衰退するかもしれません。

松下幸之助本田宗一郎など、ジャパニーズドリームを作った創業者達は、生涯会社の文化や、行く末の道筋を作って亡くなられました。

言葉は悪いですが、今までのジャパネットタカタは、高田社長がひとりで支える大きな「個人商店」だったのだと思います。

今後、どうなって行くのか大いに興味と期待があります。

ぜひ成功してほしいと思います。