マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

日枝神社

先日、赤坂にある日枝神社に行って参りました。

なかなか大きな社殿で、境内も広く、よくこんな東京のど真ん中に、これだけの土地を確保出来たなと一瞬感心しましたが、よく考えてみれば、この神社の歴史の方が東京や江戸の街よりもずっと古く(1478年、太田道灌江戸城築城の頃)、街の方があとから出来ただけでした。

ともかく境内はとても綺麗で、入口の石段の脇にはエスカレーターまであり、至れり尽くせりです。

これだけ立派な神社にもかかわらず、ツアーなどの観光客はまばらで、参拝客の中心は、ついでに寄ったと思われる、近所のビジネスマンが圧倒的に多かったのが、面白かったです。

参拝が終わった後、境内の一角、宝物殿の脇に「さざれ石」というのが祭られているのを見つけました。

「さざれ石」とは、日本の国歌、あの「君が代」の歌詞に出てくる石です。

「さざれ~、いしの~♪」と、「さざれ」と「いし」は、私はこれまで分離していると思っていたのですが、「さざれ石」なるものが、本当に存在するとは知りませんでした。

見たところ、表面がごつごつして、正直あまり綺麗ではありません(罰当たりかもしれませんが)

学術的には「石灰質角礫岩」と呼ばれるそうで、長い年月をかけて、小石どうしが炭酸カルシウムなどで結合し固まり、大きな岩に成長する様です。

君が代の歌詞でも、さざれ石が、巌(いわお)となり、その上に苔が生えるまでと、非常に長い長い時間を表しているのが分かります。

歌詞の意味については、考えたことも無かったので、なるほどなと、その意味に感心しました。

君が代には、日本語の意味だけでなく、ヘブライ語で書かれたもう一つの意味があるという説(トンデモ説ですが)があり、いいわゆる「日ユ同祖論」というものですが、私は個人的には、ロマンがあって昔から好きです。

それはともかく、神社はどこも「良い場所」(いわゆるパワースポット)に建てられているので、境内にいるだけで、不思議とパワーをもらえる気がしますし、なんだか清々しくなります。

日本人で良かったと、思う瞬間でもあります。

そのあと、赤坂をぶらついて、TBS本社の一階でお茶を飲んだり(残念ながら有名人には会えませんでしたが)、首相官邸議員会館、国会議事堂、警視庁庁舎、皇居周辺と、結構歩いて回り、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました(国会議事堂は中学の修学旅行以来で、外壁工事もされ、当時よりもずっと綺麗でした)

流石は日本の中心地だけあり、広々として、どこも綺麗で、芝なども手入れが行き届いていました。

ただ警備の警察官が、異様に多いのには閉口しました(当然といえば当然ですが)

周辺にはコンビニなども一軒も無く、完全に普通の街とは違います。

歩きながら、「毎日ここ(永田町周辺)に籠って働いていたら、下々の生活に疎くなるのは、仕方がないかもしれないな」と妙に納得させられもしました。

一緒にいた連れは、生まれも育ちも東京ですが、この辺りにはちゃんと来たことが無いと言っていたので(私も地元大阪で、行った事がない場所が沢山あります)、意外とそんなものかも知れないなと、妙に納得させられました。