マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

遺伝か努力か

日本でデング熱に感染する人が、増え続けています。

感染源は代々木公園で、蚊に刺されたからとのこと。

本来、赤道付近の熱帯が流行地域なのに、よりにもよって代々木公園が感染源だなんて不思議な気持ちです(私が以前留学したフィジーでも、今年は流行しているそうです)

幸い人同士では感染しないし、死亡率も低い様ですが、西アフリカのエボラ出血熱といい、伝染病が猛威を振るい、長雨などの自然災害が多発する今年は、波乱というか縁起が悪いことが多い年です。

そういえば、最初にデング熱を、ヤフーニュースの記事で読んだ時は、濁点を見落とし「テング(天狗)熱」だと勘違いしていました。

何も知らない私は、「天狗」だけに「お多福風邪」の親戚か何かかと思っていました(別に茶化すつもりはなく、感染された方は本当に気の毒だと思いますので、お見舞い申し上げます)

私は、昔から結構この手の間違いや勘違いをしやすく、しかもそれが間違いだと知ってからも、刷り込みなのか、間違いがなかなか抜けない所があります。

いわゆる「天然」が入っています。

天然も遺伝するのでしょうか。

思えば、私の母がかなり「強者の天然」なので、その血を受け継いだのでしょう。

私は三人兄弟の末っ子なのですが、兄二人には天然要素は少ないです。

私は兄弟で一番母親似なので、なんとなく納得してしまいます。

遺伝で性格を受け継ぐのか否かは、はっきり証明されていませんが、ホロスコープ(西洋占星術)の世界では、親のチャート(星の配置図で基本的な性格を見る)と子供のチャートが似る事がしばしばあるそうです。

性格は、環境や教育で後天的に決まると言われることがありますが、ある実験では、一卵性双生児を、裕福な家庭と、貧しい家庭にそれぞれ養子に出し、経過を観察した所、それぞれ同じような性格や、行動様式、学校の成績も似たような結果になったそうです。

そういえば昨年、赤ちゃんの取り違え裁判のニュースがありましたが、あれも家族や兄弟は、身体的にだけでなく、性格的にも違和感をずっと感じていたとの証言があり、性格遺伝の可能性を伝えています。

最近では遺伝子検査キットなるもので、かかりやすい病気や、アルコールの耐性などを簡単に調べることが出来ます。

他にもいろいろ研究が進み、ある程度、得手不得手もわかる様になって来ている様です。

余り行き過ぎると将来的に、差別に繋がることも予想されますので、少し怖いし、遺伝子にも「格差」が生じそうで、「人間努力すれば何とかなる」という価値観からすれば、少し暗澹たる思いになります。

しかし、希望もあります。

「世界最速の男」陸上のウサインボルト選手は、なんと「脊椎側弯症」なのだそうです。

私は整体師をやっているので、これまでそういった方を何人も見て来ましたが、本当に背骨がS字に曲がってます。

ボルト選手は長い間、側弯症の痛みと戦いながら、ついに世界の頂点を極めました。

一見すると軽いキャラクターなので、想像つきませんが、彼は身体的ハンデや貧しい環境などを、物凄い努力で克服し、偉業を成し遂げた偉人なのだそうです。

一番大切なのは、才能よりも「努力出来る性格」なのかもしれません。

しかし、もし「努力性格遺伝子」があるのなら、結局は遺伝のロジックにハマりますが・・・