幸福へのプロセス
スコットランド独立は、どうやら否決される様です。
それにしても、民主主義がちゃんと機能することは素晴らしい。
昔なら戦争になっていても、おかしくはありません。
今でもウクライナでは戦争状態ですし、世界中の民族独立問題における主流は、血なまぐさい物ですが、そこはやはり二度の世界大戦を経たイギリスは、成熟した先進国なのだと感心します。
それはともかく、今回の結果は日本人の私からすれば、他人事なのですが、なぜか少しほっとした感じがします。
この心理には、大きな変化を恐れる性質と関わりがあるのかもしれません。
どうしても人は無意識に、安心や安定を求めてしまいます。
秩序正しい状態が、好きなのです(たかだか自分の知っている、数十年のイメージだけですが)
日常生活に何かイレギュラーが起こると、それだけでストレスになります。
でも実際には、世界は変化し続けていて、何事も永続性はありません。
私はいつの日か、そのことに気付いて、すべてを受け入れる様にしてから、本当に幸せを実感出来る様になりました。
人生はまさに「一期一会」です。
今では毎日、今この瞬間に生きる事の大切さを実感していますし、すべてに感謝するようにしています。
それによって幸せを実感すると共に、皮肉にも、逆に安心や安定も手に入れることが出来る様になりました。
安心や安定にしがみついていた頃は、それが得られなかったのにです。
今は歳をとることも、悪くはないなと思っています。
なので、悩みが多かった若い頃には、もう二度と戻りたくはありません。
若い頃の悩み自体は、今にすれば無意味な事ばかりでしたが、悩んだことによって得られたものは多いと信じてはいます。
悩むこと、知ること、行動すること、経験すること、強くなること、そして受け入れることで、確実に幸福になれると確信しています。
もしかしたら、国家も個人も、その成長過程は同じなのかもしれません。
先進国でさえ、まだまだ沢山の問題を抱えていますし、私などは、これからまだまだ試練に晒されるでしょうが、心構えさえ出来ていれば、ちゃんと乗り越えて行ける気がします。
私は、少子高齢化や国の借金、年金問題など、いずれ日本は「ガラガラポン(破綻)」することは避けられないと思いますし、大切なのはむしろそこから再生する時に「どうあるべきか」だと思います。
「ロストジェネレーション」と呼ばれた世代や、今の若者たちは、特にそれを担わされることになると思いますし、その強さも潜在的に持っていると信じています。
強くなり、常にポジティブに、懸命に、生きて行きましょう。
そうすれば、本当にフェアな社会が実現すると思います。