そんなに差はないかも
涼しさも落ち着いて、逆に暑さを感じるくらいの日が増えました。
9月はまだまだ残暑が厳しいので、本来はこんなものなのでしょうが、一時期、一気に寒くなったので、調子が狂います。
今年は、このパターンが多いです。
新しい気候(異常気象)と、今までの古い気候(本来の気象)が、せめぎ合っている様にも感じられます。
しかし、その狭間にいる人間は(人間以外もでしょうが)、たまったものではありません。
体調管理が難しく、ストレスにもなります。
デング熱に感染した人が、ここからすぐ近所の中目黒公園で、蚊に刺された人の中から出たり、日本には生息していないはずのセアカゴケグモが、95年に大阪で発見され、これまで関西を中心に被害が出ていたのが、このたび三鷹市でもみつかったりと、なんだか身近なところまで物騒になって来ています。
といっても自分には関係ないと言えば、正直いまのところ関係ありません。
もともと蚊にはめったに刺されませんし、関西には長く住んでいましたが、セアカゴケグモなんて見たこともありません。
実際に被害に遭わない限りは、当事者意識になるのは難しいものです。
そもそも知らなければ、怖くもなんともありません。
もちろん知っていれば、注意したり、身を守ることも出来ますので、情報があるに越したことはありませんが、正直無駄に怖がらせられている気もします。
連日の凶悪犯罪や、戦争などの世界情勢なども知らなければ、自分の生活はまったくもって平和な物です。
なので、情報から遮断されて生きてみたいとすら感じることもあります。
実際それに近い生活を、約1年間フィジー留学で経験しました。
09年当時、政権が民主党に変わったのを知ったのは、家族との電話からでしたし、日本航空が破たんしたのも、のりピーが麻薬で捕まったのも、語学学校の新入生からの情報でした。
本当に浦島太郎状態です。
しかし、とても貴重な経験だったと思います。
日本にずっといたら、お寺に籠って修行でもしない限り、そんなことはあり得ないからです。
しかし、当時の私の時間は、基本的には平和に(強盗に襲われたりもしましたが)、何の問題も無く過ぎて行きました。
結局、日頃から無駄な情報に踊らされているんだと、身を持って感じました。
ほとんどのひとの生活は、本来シンプルな物です。
華やかなタレントや有名人、政治家、スポーツ選手だって、日常のほとんどは、ルーチンワークだったり、同じ様な人と会い、同じ場所を行き来するだけのそのひとにとっては平凡なものかもしれません。
昭恵夫人が仕事(居酒屋を経営)で忙しく、安倍総理は自分一人で夕食の支度をして食べたりもするそうで、日常生活は意外とみんな地味なのかもしれません。
私の兄も、長年実家の会社を経営しており、しょっちゅう海外出張もしていますが、可愛そうなぐらい忙しく、いたって地味な生活です。
本当は、みんなそれほど差が無いのかもしれません。
ストレスフリーになるためにも、時には情報に疎くなるのも良いかも。
あまり無関心もいけませんが、他人の不幸に必要以上に同情したり、振り回されたり、憤るのは損かもしれません。