再生のための自覚
台風18号が接近しています。
昨年、台風による土砂災害で、大きな被害が出た伊豆大島の大島町の対策本部の様子が、ニュースで報道されていましたが、あれからちょうど一年も過ぎたなんて、なんだか信じられません。
本当に時間が過ぎるのは、早いです。
それと、今朝から投票に行って参りました。
各区に議会があるなんて、今の所、東京23区(特別区)のみですので、そんなところからも東京都民になったんだなと実感します(大阪の橋下市長が進める大阪都構想が実現すれば、将来、大阪市と堺市も特別区になるかもしれませんが)
しかし、この雨のせいか、日曜の朝(八時半ごろ)とはいえ、ほとんど有権者の姿は見られませんでした。
もともと区長選挙は、投票率が低いとはいえ、この雨の影響は投票率の低さに、さらに追い打ちをかけそうです。
都民(品川区民)になって、これが二回目の選挙です。
そういえば前回の選挙(都知事選)も、天候が不順でした。
今年の2月9日でしたが、前日の大雪のために、街中真っ白な積雪のため、有権者の足が遠のいたともいわれています。
前回が大雪で、今回は台風と、どうも天候には恵まれないようです(さっさと、ネットでも投票できるようにして欲しいのもです)
日本は民主主義国家なので、この一つ一つの選挙結果が、社会や自分の生活、引いては今後の人生にもかかわって来ます。
大げさかもしれませんが、今は本当にそう思います。
世論が動けば、世の中が変わるのです。
そのことに気付くのに、ずいぶん時間が掛かりました。
昔は、政治が自分の人生に与える影響なんて、実感としては皆無でした。
そういう教育を受けてこなかったですし、また、民主主義が何かを真剣に考える機会もありませんでした。
恥ずかしながら、私自身、初めて選挙に行ったのは、30歳近くになってからです。
そのことは今では反省もし、後悔もしています。
私一人の自覚なんて、とるに足らないものでしょうが、私と同じ気持ちのひとは、今の世の中、けっこういるのではないでしょうか。
もちろん自分自身が、政治活動しようなどとは考えもしませんが、投票することの意義はやはり大きいと思います。
そういった意識が、若い世代にも、もっと増えれば、この国の未来は変わると思います。
何でもそうですが、取り返しがつかない手前まで来てから、問題の本質に気付くことは多いものです。
幸いにも、私が物心ついた時には、この国はとても恵まれていましたので、仕方がないといえば、その通りかもしれませんが、今からでも遅くは無いと思いますし、必ず希望はあります。
この先、日本や世界、社会や生活はもっと厳しい状況になると予想しますが、皆の自覚が少しづつでも変われば、いずれ大きな力になると思いますし、そこから素晴らしいリーダーシップも生まれるだろうと信じています。
今から将来の再生のための自覚と準備が必要です。