マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

100匹目のサル

台風一過で、素晴らしいお天気です。

しかし、今朝の大雨は凄かった。

今年は何回も台風やゲリラ豪雨が日本を襲いましたが、いずれも関東(特に東京)には被害が軽微なので、今回も大丈夫だろうとたかをくくっていました。

しかし、今朝の雨は、大きな被害の出た地域が、どれだけ降ったかを想像する材料を十分に与えてくれました。

あの勢いで雨が降り続けば、土砂災害や洪水になるのは当たり前です。

またこれで、今回も各地に大きな被害(死者も)が出ている様ですし、農作物などの被害も深刻でしょう(野菜がまた値上がりするでしょう)

増税後の不景気に加え、凶悪犯罪、社会的地位や名声のある人や、役人の自己中心的な不正、おまけに火山まで噴火する始末です。

本当に今の日本列島は、まるで「理不尽ないじめに遭っている」かのようです。

歴史を見ても、なぜか乱世には、自然災害や人心の荒廃など、さまざまな災いが集中します。

もしかすると、日本はこれから乱世に向かっていくのでしょうか、それともこれまで以上に、じわじわ衰退や停滞をするだけなのでしょうか。

いずれにせよ、大変な未来が待っていそうです。

しかし、ひとは試練を乗り越えたときに、大きく成長します。

そんな時期が、この社会全体に来ているのかもしれません。

不思議な事に乱世には、しばしば世の中を変える天才が生まれます。

明治維新には、全国各地から「世を変えなければ」と、大きな志を持った志士達が、群がり出ましたし、戦国末期には天下統一をこころざした英雄が各地に出ました。

考えてみれば、とても不思議なことです。

電話やネット、ろくなメディアや通信手段もない時代に、ほとんど同時期にだいたい同世代の人間が、同じ志を持って行動したのです。

世界で初の有人動力飛行に成功したライト兄弟にしても、実は同時期に沢山のライバル研究者がいたといわれています。

日本にも、二宮忠八の様な人物も真剣に研究をしていました(残念ながら周囲の理解が得れませんでしたが)

テレビも日本やアメリカなどで、同時期に開発競争がなされたと聞きます(これもアメリカが勝利しました。日本はいつも資金や周囲の理解不足で出遅れます)

動物には危機を察知する能力があり、災害の前などには、集団で脱出したり、異常な行動に出たりもしますが、もしかしたら人間にもそれと同じような能力が備わっていて、無意識で繋がっているのかもしれません。

よく例えに出される「100匹目のサル」の話は、そのことをを表しているのかもしれません。

残念なことに、この「100匹目のサル」は作り話で、科学的な根拠はないそうです。

状況や環境が整えば、人間考えることは同じだといえば、説明がつきますし、それほど不思議な事ではないのかもしれませんが、私は個人的に、人々の無意識の繋がりは起こり得ると信じています。