マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

また総選挙

まさかの年末解散総選挙です。

もう2年前になりますが、前回の野田政権の解散も11月でした。

あれからもう2年とも思いますし、まだ2年しか経っていないとも思えます。

今回は安倍政権の消費税10%増税先送りが、争点になりそうなので、なんにせよほっとしています。

もしこのまま増税すれば、経済がとんでもないことになりますので、思いとどまってくれて幸いです。

8%増税前にも書きましたが、なぜもっと景気が回復するのを待てなかったのか、こういう事態になるのを沢山の人が指摘していたにもかかわらず、実行してしまったのは、なぜなのか未だに不思議でなりません。

ただ笑えるのは、増税を最初に決めた前政権の民主党が、今回増税反対派に回っている事です。

なので、今回はハッキリした対立軸が無く、政党としてはみんな増税反対ばかりなので、結局自民党の圧勝に終わりそうな気がします。

盛り上がりにもかけそうな選挙です。

それはともかく、民主主義の根幹である選挙権を行使することの大切さや、素晴らしさ、その幸福を、もっと若い人を中心に、ひろめて行く教育の必要性や、政策をすすめてくれる社会の実現を強く感じます。

この前のスコットランド独立選挙などは、投票率が、なんと有権者の94%に達したそうです。

流石に民主主義の大先輩国家です。

国民ひとりひとりが、自分たちの問題として、社会を作っているという意識がある証拠です。

日本の官僚政治は、よく諸悪の根源みたいに言われますが、国民が政治に関心がなければ政治家にリーダーシップが取れる訳も無く、官主体になるのは当然です。

官主体というのは、会社でいえば、経理や事務方が経営しているのと同じで、みんなどの部署も予算の奴隷に成り下がってしまいます。

リーダー(社長、政治家)がしっかり目標を定め、そこに向かって進むための計画を立てなければ、何も決まりません。

ただただ行き当たりばったりで、帳簿の帳尻合わせをした結果が、今の借金大国の結果でしょう。

族議員たちの思惑に左右され、既得権益の争いに終始すれば、混沌とした結果しか出ないのは当たり前です。

しかし、それをしてしまったのは、政治家でも官僚でもなく、結局は私達国民の意識の低さがすべての原因です。

国全体の国益を考える政治家や、官僚を育てるのは国民です。

その為には、私たち自身が国益や社会のあり方を考える習慣を持つ必要があります。

インターネットの普及で、私自身も政治に関心を持つ様になりました。

最近は、一部のメディアも随分変わって来たと思います。

世の中すべての既得権益を否定するつもりはありませんし、族議員を出すのも民主主義のひとつの形態なので、ある程度仕方ありませんが、国全体を考える習慣、自分たちの将来像やあり方を常に考えることは、結局は国も個人レベルでも同じく必要な作業だと思います。

もしかしたら、私たち国民ひとりひとりの成熟した自立心こそが、もっとも求められているのかもしれません。