マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

都庁を見て

昨日、免許の更新と献血に行って来ました。

免許の更新は、都庁の第二庁舎にある新宿運転免許更新センターです。

私の家からは、他にも田園調布警察や、鮫洲の試験場などでも良かったのですが、同じ行くなら他の用事もと思い、ついでに献血も行くことにして都庁にしました。

新宿駅はいつ来ても大きいです。

日頃生活していると感じないのですが、たまに新宿などに来ると、「東京にいるんやな~」と実感します。

特に都庁周辺は物凄くて圧倒されます。

あの都庁に知事として入るのは、天下を取った気分だろうなと想像してしまいます。

ああいった巨大建築物を見ると、いつも思うのは、どうやったらこんなものを設計できるのだろう、そして工事の手配や計画、資材や人員の細かい配置、設備や配管など、途方もないプロジェクトです。

想像を絶する世界です。

こんなことをいったいどんな人物がやっているのか、非常に興味があります。

私は建築の知識も現場で働いたこともありませんが、人類の英知の象徴だと思えます。

昔、掃除屋さんで働いていた時に、親会社の建築会社が、下請けを集めて何かの説明会(確かマンションの工事)を開いたのですが、上司が忙しく、急きょ私が行くことになったことがありました(アルバイトなのに)が、話の内容はちんぷんかんぷんでした。

しかし、面白かったのが、あいさつが「お疲れさま」ではなく、「ご安全に」だったのが印象的でした。

これは一般業界では聞かれない挨拶ですが、とても良い挨拶だと思いました。

その会議には、さまざまな業種の会社が来ていましたが、普通のマンション一棟建てるだけでも大変なのに、都庁クラスになったらと思うといったいどれだけの企業が関わった事でしょう。

そんなことを考えていると、なんだか自分がものすごくちっぽけな存在に思えて来ました。

たとえ建築に興味があっても、今回の人生では、関わらない可能性が高いです。

あいったものが、どうやって作られていくのか、知らないまま人生を終えてしまうのが寂しく感じます。

建築も街も、最新技術や社会のしくみそのものも、自分のあずかり知らないところでどんどん進歩して行きます。

そんなことは関係ないと言えば、それまでですが、なんとなく無性に寂しくなる時があります。

自分はこの人生の中で、世の中のどれだけのことを知り、理解できるのだろう。

都庁を見ながらそんなことを考えていると、いろんな感情が湧いてきました。

明日は免許の更新や献血の事について書く予定です。