進化(変化)する

衆院選が終わりました。

結果はだいたい予想通りでしたが、小さな驚きはいくつかありました。

それにしても、つい先日まで現職の国会議員だったひとが、この結果で失職するのですから、凄い世界だと思います(代表なのに、なぜか落選したひとも)

何にせよ、民主主義は素晴らしいシステムだと思います。

なんだかんだで、ちゃんと民意が現れます。

これが一党独裁の軍事政権が支配する政府だったりすれば、民意もなにもあったものではありません。

しかし投票率は、やはり低かった様で、戦後最低を更新してしまいました。

若い人は選挙に行かないそうですが、もったいない話です。

お隣の香港では、民主選挙がしたくて暴動まで起きているのに、世の中、皮肉な物です(恥ずかしながら私自身も２０代後半になるまで、一度も選挙に行ったことがなかったので大きなことは言えませんが)

その権利を得るために、世界は血なまぐさい歴史を経て来た事実をもっと考えるべきですし、一番には教育でその大切さを教える必要があります。

この前のイングランドの独立の是非を問う選挙などは、昔なら確実に内戦に発展しているはずです(昔と言わず、先進国以外では、まだそれが主流ですが)

人との関係や権利など、大切な物は「失ってから気づく」というのは、人生における法則ですが、常に自分は恵まれているという事実をしっかり認識して、これからも感謝しながら生きて行きたいものです。

海外に行くと(特に発展途上国)日本人が、いかに恵まれているかが分かります。

「生きてるだけで丸儲け」なんて言葉がありますが、突き詰めれば本当に、命さえあればそれで幸せだと思います。

とはいっても、私も日頃、小さなことでくよくよしますし、嫉妬やら自己嫌悪やら、ほっとくと、ついネガティブな感情に支配されてしまいがちです。

それも若い頃に比べれば、随分ましになって来ましたので、人間は経験を積み成長し拡大していくことが出来るものだと実感します。

それならば、人間年を取るほど幸せになれるはず、ということになりますが、ところが今度は身体や記憶力などが衰えて来て、思う様に行かなくなります。

これも悲しい現実です。

しかし、すべてのものは進化(変化)している。

国も、社会も、技術も、ひとも、自分自身も、宇宙も、なにもかも。

そこになんの意味が、または目的があるのか分かりませんが、それを感じること出来たとき、とても満たされた気持ちになります。

よりよい社会、より良い人間関係、より良い自分。

結句のところ、生きる意味は自分で見つけるしかないのですが、目の前の問題に対して真摯に向き合えば、必ず突破口は見えると、結果として進化に繋がると確信します。