マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

盛者必衰

株価が一時的に、2万円を超えました。

今年はこえるだろうと言われていましたので、ついにという感じです。

ところが、実際の庶民感覚では、まだまだ景気が回復しているという実感はありません。

しかし、徐々に雇用が増え、ベースアップも実現しているので、ゆっくりとトリクルダウンが起こるのを期待するしかありません。

一説によると、トリクルダウンなんて嘘だと言う説もありますが、投資が増え、市場にお金が回り出せば、普通に考えれば景気が良くなるのは当たり前だと思いますので、私は景気回復を信じたいです。

しかし、2年後の消費税の再増税決定を考えると、暗澹たる気持ちになります。

そこでまた不景気になるのが分かっているのに・・・

「なんとかならんのか」と思いますが、こればかりは誰が政権を持とうと、行きつく結果は同じなのかもしれません。

現政権には、外交や安全保障、大型規制改革など、景気や少子化よりも期待している分野があるので、それらを推し進めてもらえれば、さしあたっては満足です。

遅かれ早かれ、いずれこの国は、「ガラガラポン」しなければならないでしょうから・・・

大切なのは、そのあとの国造りや、われわれ日本人の意識の持ちようが、一番大事だと思います。

まあ、でも日本は、まだましです。

お隣の韓国経済は、もっとひどいと聞きますし、中国も「いよいよ」(政府がAIIBに参加しないと明確に言ってくれているのは、ありがたいことです)といわれますので、景気や少子高齢化の問題は、CO2削減の様な、世界共通の大問題なのかもしれません。

すき家の「成功ビジネスモデル崩壊」という記事を見て、なんとまあ、世の流れの早いことか、と感じずにいられません。

牛丼のデフレ価格戦争を勝ち残った、勝利者だったはずの「すき家」が、今ではバッシングされ、イメージが暴落してしまっているのですから。

先日の大塚家具の「お家騒動」でもそうですが、もうビジネスモデルは、一代どころか、10年単位にまで早まっているのかもしれません(業界にもよりますが)

平家物語に出てくる「盛者必衰のことわり」は、人間社会の真理そのものだと思います。

国も、社会も、企業も、組織も、コンテンツも、個人の人生も、すべてこの「盛者必衰」を前提にしていれば、逆に恐れるものは、なにもないのかもしれません。

やはり最後は、自分の「あり方」が大切です。

国のあり方、社会のあり方、組織のあり方、そして自分自身のあり方。

これは全部自分(たち)で決められ、結果は自分(たち)で引き受ける。

受け入れ、乗り越え、そしてまた、生き続ける。