マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

民主主義に乾杯!

今日は、品川区議会議員選挙の日です。

「区」に議会があり、選挙でその議員が選ばれるのは、全国で唯一の特別区(23区)が有る、東京都だけです。

私にとっては、生まれて初めての、区議会議員選挙になりました。

20歳の時、選挙権を持ったのが、大阪市(府)民として(もちろん日本国民としてもですが)でした。

当時は、淀川区民でもありましたが、大阪市の区には議会がありませんので、最小規模の選挙は、市議会議員選挙まででした。

その後、引越して西宮市民(兵庫県民)になり、5年前に関東に来て、川崎市民(神奈川県民・中原区民)になり、今は品川区民(東京都民)です。

関東に来て、最初に勤めた先が、太田区にある整骨院でした。

そこの患者さんが、あるとき区議会議員の話をしていて、「東京には区で、議会があり、選挙までしているのか」と、恥ずかしながら初めて知りました。

当時は川崎市の中原区民でしたが、大阪市淀川区と同じで、中原区には議会がありません。

なのでその事には、何も疑問を感じていなかったので、ちょっとびっくりしました。

当時の印象としては、区議会だなんて、ちょっとやり過ぎじゃないか、税金の無駄遣いだ、という正直ネガティブな感情を持ちました。

上記の大田区の患者さんは、議員と知り合いで、相談に乗ってもらったり、ちょっとした口利きなども可能だという意味の事を、おっしゃっていたので、今思えば、それが区議会にネガティブな印象を持った原因だったのかもしれません。

地方に行けば、町会議員や村会議員などもいますし、それらも小さな事案に対応してくれ、なにかと便宜を図ってくれそうなイメージです(あくまで私の主観ですが)

政治家は、特定の個人や団体の為の利益ではなく、あくまで「公(おおやけ)の利益」のために働いてもらわなければなりません。

地方議員どころか、国政にもそういった特定の利益で動く(いわゆる族議員)議員がいるのが、非常に残念です。

といっても、日本は議会制民主主義ですので、特定政党の支持や推薦を受けたりしないと、なかなか当選は難しいですし、そもそも特定の団体でも、それが自分の支援者ならば、その意見を無視するわけには行きませんので、ある程度仕方がないことかもしれません。

それに考えてみれば、東京23区の人口や、経済規模はもの凄いものですので、議会があって当然だともいえます。

それだけ直接民意を反映出来る訳ですので、細かい事案にも対応してもらえます。

正直、今回の選挙では、国政と違い、なにを争点に選べばいいのかよく分かりません。

広報をみても、勉強不足を棚に上げて申し訳ないですが、具体的なものが何も見えて来ませんし、結局、支持政党や、経歴や経験などを重視せざるを得ません。

とまあ、いろいろ批判的なことを書きましたが、これも日本が民主主義国家であるがゆえに出来る事であって、たとえば、お隣の香港などでは、昨年の民主化デモで大変な騒ぎになっていたり、89年の天安門事件を思い出してもそうですが、市民が命がけで訴えかけている姿を見ると、平和な日本に生まれて本当に良かったと感謝したくなります。

ロシアでは、政治抗争で暗殺まで起きています(まさしく「おそロシア」です)

韓国では、権力を使って、産経新聞支局長を出国禁止処置にしたり、北朝鮮に至っては、多くの日本国民をいまだ拉致しています。

世界には、民主主義モドキ国家や、共産主義国家、独裁国家が、まだ多く存在していることを考えると、日本人で良かったと思います。

その感謝と喜びをこめて

「民主主義に乾杯!」

銀河英雄伝説 アレクサンドル・ビュコック提督、最期の名シーンから引用