マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

完璧主義は厄介

ボクシングのメイウェザー選手が、パッキャオ選手を非難しているというニュースを見ました。

この前行われた「世紀の対決」の試合後の記者会見で、パッキャオ選手が、試合前に右肩を負傷していて、実力を発揮出来なかったと言った事が発端です。

パッキャオ選手は、右肩の手術を終えて、現在休養中だそうです。

本人は、納得がいかないらしく、リターンマッチも望んでいると、伝え聞いていました。

買った側のメイウェザー選手は、試合後、次の試合を9月に行い、それで引退するとしていましたが、パッキャオ選手の意思を聞いて、なんならリターンマッチを受けても良いという意思があるとも伝え聞いていました。

ところが、今日のニュースでは、一変して、パッキャオ選手は卑怯だと非難しているとのこと。

理由としては、戦った時の様子だと、右も左も力強く、問題なさそうに見えたと主張しています。

それと、負けたのに、負け惜しみを言っていると、いう意味もあるのでしょう。

誰が何を言ったのか、どこまでが事実なのかは、本当の所は分かりませんが、メイウェザー選手は、自分に自信があるのなら、受けて立てばいいと思います。

そこで勝てば、誰も文句は言わないでしょうし、たとえ言ったとしても、それこそ世間は負け惜しみとしか、思わないでしょう。

逆に言えば、受けないメイウェザー選手側は、負ける可能性があることを、認めているからこそとも言えます。

本人からすれば、輝かしい栄光の無敗記録のまま引退したい気持ちは、わからなくもありません(どうせ引退試合なんて、咬ませ犬が出て来て、お茶を濁すだけですので、勝ちはまちがいないでしょう)

完璧主義者というのは、厄介な存在です。

メイウェザー選手は偉大だと思いますが、勝負の世界といっても、巨額のお金が動くし、いろんな思惑が入り乱れ、本人の意思だけ優先するわけには行かない部分もあるのかもしれません。

メイウェザー選手本人は、戦いたがっていると信じたいです。

いずれにせよ敗北を知らない人生なんて、意味がないと思います(メイウェザー選手が、負けるとは限りませんが)

失敗をしてこそ、人間は大きくなれるとも思うのですが、失敗を怖がる人は多い。

しかし、失敗から何かを学べば、それは、失敗ではありません。

大きな失敗や挫折から、立ち上がったひとほど魅力的だと思います。

今回の騒動が、どういった形で落ち着くのか分かりませんが、後々悔いのない選択をしてほしいと思います。